四季報を配ると、なぜ日本のGDPが上がるのか 若手ベンチャーキャピタリストの確信とは?
『会社四季報』を読むことが趣味に
ーー社会人になってから会社四季報の写経を始めたとか。
『会社四季報』の写経を始めたきっかけは、新卒1年目ぐらいのときに山川隆義さんが書かれたnoteの記事を見たからです。私はベンチャーキャピタルに勤めているのですが、ざっくり言うと将来上場するスタートアップを目利きして投資するのがベンチャーキャピタリストの仕事です。であれば、すべての上場企業の事業を把握しておくことは、ベンチャーキャピタリストとして生きていくうえでは非常に役立つはずだと思って書き写すことを始めました。
とはいえ、スプレッドシートのテンプレートがあらかじめ用意されているわけではない。山川さんのnoteを読んでも「このデータを書き写しなさい」といった具体的なことが書かれているわけではない。写経というからには文字通り書き写すのだろうと思い、とりあえず業績や事業の特色をはじめとした、自分の知りたい情報を書き写していくことを始めました。
そんなことをしているうちに、四季報を読むこと自体が趣味にもなっていたし、上場企業の事業内容についても徐々に詳しくなっているという感覚が生まれてきました。スタタイというスタートアップやVCのための情報サイトも始めて、海外のスタートアップなどにも詳しくなっていきました。
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