職場で「辞める辞める詐欺」する人の超残念な盲点 頻繁に「辞める」と言うリスクをわかっていない!
また、会社を辞めない人が転職活動に不安を抱いたり面倒になったりするのに対し、有能な人は退職を引き留められることのほうが面倒に感じます。辞めるそぶりをちらつかせれば、上司に引き留められたりもするので、事前に相談もしません。秘密裏に着々と退職の準備を進めて辞めていきます。だから、有能な人の退職ほど「突然」に感じてしまうのです。
職場に問題があるのかもしれない
前項で、「会社を辞める」と発言することは、社内での印象を下げることになると書きましたが、有能な人ほどそういったリスクをよくわかっています。社内で愚痴を吐いても仕方ないし、わざわざ自分の立場を悪くする、あるいは信頼を欠く行動をしません。
会社に居続けるつもりはなくても、立つ鳥跡を濁さずで、最後まで問題を起こさないようにします。なぜなら、転職する人は今までのキャリアを生かすことが多いので、次に選ぶ仕事によっては、今の会社が今後の取引先の1つになることもあるからです。トラブルを起こして辞めるよりは、問題なく綺麗に辞めたほうが先々まで都合がいいのです。
有能な人は退職のリスクについても十分考えているので、今の会社に将来性を感じ、十分成果を発揮できる場所だと感じれば、無理に退職を考えることはありません。
もし、自分の会社は有能な人ほどすぐ辞めてしまう会社だな……と感じたら、その職場に問題があるのかもしれません。「今の時代はよくあること」で片づけず、社内環境や仕組みを見直す機会として、生かしたほうがいいと思います。
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