人気爆発のコムドット、後発でも大躍進したワケ リーダー兼社長のやまと「俺らが日本を獲る」の真意

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リーダーとしてブレない背中を見せ、メンバーの本気を引きだす。そして、無理そうなことも自信で突破させる。そういうエネルギーが集結したときのパワーの凄みをやまとは知っている。

何者でもない僕たちが泥臭くもがく姿を見せたい

「YouTuberとしての枠を広げたい」。そう語るやまとは、その言葉どおりにさまざまなメディアに活躍の場を広げている。

2020年8月にやまとが上梓した初エッセイ本『聖域』は累計発行部数40万部のべストセラー、2021年12月に発売した『コムドット写真集 TRACE』は33万部超の売り上げで歴代男性写真集1位の記録を塗り替えている。

そして、念願の地上波冠番組の『コムドットって何?』が今秋フジテレビでも放送される。

「コムドットは売れるべくして売れた」──今年8月に発売されたやまとの新刊『アイドル2.0』は、有言実行で夢を実現してきたコムドットのビジネス戦略やリーダー論、セルフブランディングなど、新世代のビジネス書として発売した。10代~20代のコムドットのファンだけでなく、40~50代のビジネスパーソンにも購入者が多いという。

アイドル2.0
『アイドル2.0』(講談社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

『アイドル2.0』の中で、「挑戦の象徴こそコムドットであり、何者でもない僕たちが泥臭くもがく姿が新しい時代を切り拓く」とやまとは高らかに宣言している。

はたして、コムドットの描く未来像とはどんなものなのか。

「漫画化、映画化、テレビのゴールデンタイムで冠番組も実現したいなって思います。

個人的には、モデルとしてパリコレの舞台にも立ちたい。注目されてるといろんな目を気にして、動きづらくなったりするのですが、プレッシャーはまったくないです。それを成功させるかどうかは僕たち次第だと思う」

次ページやまとが考えるコムドットの展望と10年後の日本
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