ヘイマン・キャピタル・マネジメントの創業者カイル・バス氏は日本銀行の政策に関する一連のツイートで、ドル・円が「150円、180円、200円以上になる可能性がある」と指摘し、「厳格なイールドカーブコントロール(YCC、長短金利操作)がそうした事態の発生を余儀なくする」と説明した。
バス氏は「日銀への信頼が日々、損なわれている」とし、「円相場の秩序を欠いた動きは制御への信頼感を損なう」と論評。いったん信頼が失われれば「日本は経済的大惨事に見舞われ、世界の他の通貨にも多大な連鎖反応があるだろう」との見方を示した。
その上で、「こうした構造的な動きは(食料やエネルギー、基本素材など)極めて重要な資源の購入を毎日必要とする国々に深刻な被害をもたらす。次は香港と中国だ」とコメント。「円は他のアジア通貨にとっていわゆる『炭鉱のカナリア』だ」としている。
原題:
Kyle Bass Calls Yen ‘Canary in the Coal Mine’ for Asian FX(抜粋)
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著者:Patrick McHale
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