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カルディオインテリジェンス 85|不整脈の兆候をAIで解析

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ソフトの利便性を磨くため埼玉県の医療法人と提携。2年で500医療機関への導入が目標

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専門医でなくても診断可能に

[設 立]2019年10月
[資本金(資本準備金含む)]1億8510万円
[社員数]7人
[代表者名]田村雄一
[所在地]東京都港区東麻布

心電図を解析し、不整脈の診断をサポートするAIを手がける。田村雄一社長は、国際医療福祉大学三田病院の現役医師。田村氏は「この20年近く心電図の自動診断はほとんど進化しておらず、潜在的な患者の見落としにつながっていた」と語る。

不整脈の中で最も多い病気である心房細動は、放っておくと突然の脳梗塞につながることも。国内には100万人近くの患者がおり、診断されていない潜在患者も同程度いるとみられている。

「心臓がドキドキする」と患者が心房細動の兆候で医療機関を訪れても、受診時にはなんともないことがほとんど。24時間心電図の記録装置を身に着けていても見落としは多く、脈の乱れがあってもそれが本当に心房細動なのかの判断は専門医でないと難しい。

同社が開発し承認を取得したAI解析システムは、心電計のデータを読み込ませれば心房細動の発作が起きていた箇所を示す。診断精度は98%あり、専門医でなくても治療につなげられる。

さらに、過去の発作を読み取るだけではなく、正常とされる心電図の中から、心房細動の発作を予測するタイプのAIも開発中。現在臨床試験を行っており、22年3月までに試験データを取得し、当局に承認申請を行う見込みだ。

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