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Synspective(シンスペクティブ) 84|地表面を観察する小型人工衛星を開発

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小型人工衛星の模型を前に熱くビジョンを語る新井氏

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衛星データで環境対策

[設 立]2018年2月
[資本金]1億円
[社員数]80人

「人工衛星データでソリューションを提供したい」。新井元行CEO(41)率いるシンスペクティブは宇宙から地球を観測する小型人工衛星の開発を行っている。

創業から1年5カ月で109億円もの資金を調達。すでに開発は最終段階を迎え、年内に1機の打ち上げを予定している。さらに20年代には25~30機の衛星を投入し、世界各地を1日1回は観測できるようにするのが目標だ。

開発している人工衛星は「SAR衛星」と呼ばれる電波の反射を利用して地表を観測するもので、雲がかかって地表が直接見えない悪天候でも観測できることが強みだ。大きさも従来の一般的な観測衛星の10分の1の約100キログラムで、製造打ち上げコストも20分の1の約10億円に落としたという。

宇宙からのデータで地球を持続可能なものにしていくことを理念として掲げる。近年はインフラ開発や災害の被災状況確認などで衛星による観測データを活用する動きが広まっている。打ち上げた衛星で観測したデータを民間企業や政府機関に提供するほか、同社で解析して問題解決のソリューションまで手がけることで収益化を図る。

例えば都市の定点観測を行い、都市開発のコンサルティングや地盤沈下対応のような環境対策などへの利用も見込む。新井氏は「衛星データをクライアントが持つデータと掛け合わせることで、提供価値を高めていく」という。

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