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「思い出はゼミと学生運動、地方出身者が多くまじめ」 中央大学有力OBが語る|鈴木敏文

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セブン&アイ・ホールディングス 名誉顧問 鈴木敏文(すずき・としふみ)1932年生まれ。56年に中央大学経済学部卒業、現トーハン入社。63年イトーヨーカ堂入社、2005年セブン&アイ・HDを設立し会長兼CEOに就任。16年退任。(撮影:今井康一)

高校進学が終戦直後で、当時は手に職をつけたほうがいいと、長野県上田市の養蚕学校を選んだ。ただ進学校でなかったこともあり、大学は旧官立大学ではなく中央に進んだ。

子どもの頃から家に出入りしていた政治家から、「政治をやりたいなら経済を勉強したほうがいい」と言われ、経済学部を選んだ。大学には僕と同様、地方出身者が多かった。そしてまじめなタイプの学生ばかりだった印象がある。

大学生活の思い出はゼミと、2年生のときに1年間だけ参加した学生運動。学部とは別にゼミがあって、4年間、東大、一橋、早稲田、慶応と合同で近代経済学の勉強をしていた。授業では取り上げられないような本を学生が選んで、各大学の先生と学ぶ。そのゼミの友人とはしょっちゅう一緒にいて、卒業後も関係が続いている。

2年生になると、ゼミの先輩から学生運動の自治会に引っ張り出されて書記長をした。授業には半分しか出られず、実家にもバレて1年で身を引いた。

時代の変化を経営にも

学生へのアドバイスは、「もっと勉強して知識を広く集めたほうがいい」ということ。僕は大学を卒業しトーハンに就職すると、出版物の統計などを担当した。最初に行ったのは読者調査。就業後に統計や心理学を勉強したが、経済学の勉強が役に立った。あと、語学も大事。これからは2カ国語、3カ国語を話せないといけない。僕は語学の勉強をあまりしなかったので、セブン‐イレブンの仕事で米国に行くときも、つねに通訳を2人置いていた。しかし向こうの人と話すとき、直接話すのと通訳を通すのとでは反応が違う。

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