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ビジネス #地方の名門企業77

石川|EIZO 100%自社生産が強み

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田んぼに囲まれた自然豊かな場所にある本社と本社工場。設計から生産まですべて一体化されている

コモディティの代表のようなディスプレーのメーカーでありながら、着実に収益をたたき出しているのがEIZOだ。

金融機関のディーリングルームや医療用、映像制作など高性能な領域で世界的に高いシェアを誇る。

本社は加賀百万石で知られる石川県金沢市に隣接する白山市に構えている。1968年の創業後、白黒テレビや業務用ゲーム機などの受託製造を手掛けていた同社がコンピュータ用モニターに参入したのは81年。まだモニターはCRT(ブラウン管)で、やはり他社の受託製造だった。

当初から同社製品の性能への評価は高かったが、下請けでは限界があった。85年、欧州で「EIZO」、北米で「NANAO」の自社ブランドを立ち上げた。日本でも秋葉原などではNANAOの逆輸入品が人気だったが、正式販売を始めたのは6年後だ。

競争激化で赤字に転落 設計段階から原価低減

自社ブランドの確立で成功へ一直線──となればいいが、現実はそう甘くなかった。

成長著しいパソコン用モニターに新規参入が相次ぎ、製品価格は急落。高性能・高価格路線で名を成していたEIZO(当時の社名はナナオ)も無関係ではいられずに赤字に転落した。

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