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世界での活躍を見据えたツアー強化 自然条件の変化にも負けず

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(イラスト:ソリマチアキラ)

8月初旬、スコットランドで開催されたメジャー全英リコー女子オープン。会場は海沿いのキングスバーンズGL。景色は抜群の美しさ。でも夏なのに肌寒く、一瞬で豪雨や強風が襲い、容赦なく自然条件が変化します。

そんな中、世界の強豪がメジャーに集結し、日本勢は7人が出場して5人が予選通過を果たしました。最高順位は鈴木愛プロの14位で、来年度の出場権を獲得。また、初出場の川岸史果プロは最終日に66で回り、23位に追い上げました。

さて、大会と並行して各国女子プロゴルフツアー代表も集まり、世界会議が行われました。主な議題は、各国ツアー大会ごとに配分が異なる、世界ランキングポイントです。オリンピック代表選手は世界ランキング順に決定されるので、各国とも自国大会のポイント配分を少しでも高くしようと必死に発言します。最高ポイントを獲得できるのは世界メジャー。次に米国ツアー大会。3番目に日本ツアーと韓国ツアーの各大会です。

ポイント配分はフィールドの強さ、つまり選手層の強さで決まります。現在、世界ランキングで100位以内の選手を最も多く占めるのは米国女子ツアー。なので、ポイント配分が一番高いです。その次に日本女子ツアー。ほぼ並んで韓国女子ツアーとなります。ついで欧州女子ツアーや中国女子ツアー、そして台湾女子ツアーとオーストラリア女子ツアーが続きます。したがって、自国選手の強さを最もアピールできる機会が世界メジャー。世界各国のトップ層が出場しますので、自国選手が世界メジャー大会で上位に食い込むことで自国が強いフィールドだと主張できます。

日本ツアーは2013年から世界での活躍を見据えてツアー強化に励み、世界基準の4日間競技を推奨し、11年に5大会だった4日間競技が、17年には13大会になりました。それでも米国ツアーは4日間競技が30大会あり、日本も20年東京オリンピックまでには半数の19大会を目指しています。さらに下部ツアーであるステップ・アップ・ツアーから選手の育成強化を図るため大会数増加を目指し、11年は2日間競技の5大会でしたが、17年度は21大会に増え、そのうち15大会は3日間競技に変更しました。なぜなら、世界ランキング対象ツアーに入るには、3日間競技が10大会以上という条件があり、下部ツアーでも世界ランキングポイントを獲得できるようにするためです。念願かない、今年3月末からステップ・アップ・ツアーでもポイントを獲得できるようになり、選手は大会で上位に入れば自分の世界順位を上げることができます。ちなみに、レギュラーツアーと下部ツアーの両方で世界ランキング対象ツアーとなっているのは米国と日本と欧州のみです。

日頃の鍛え方がひのき舞台での活躍に結び付きますので、日本ツアーの選手がますます世界で活躍できるよう環境強化に努めていきたいです。

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