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日本版iPhone 7へ搭載が決まったソニーの非接触IC技術、「FeliCa(フェリカ)」が再び注目されている。
非接触IC技術とは、カードやスマートフォンを読み取り機に近づけると、無線で情報データを送受信する仕組み。カード自体に電池がなくても、読み取り機からの送信波を電力に変換するため電池切れの心配もない。フェリカは「felicity(至福)」という言葉を基にした造語だ。
ソニーは現在もフェリカのICチップの開発を手掛ける。スマホでの決済に関しては、ソニーとNTTドコモ、JR東日本の合弁会社であるフェリカネットワークスが担当する。両社にはICチップの売り上げに加え、特許利用料、アプリケーションの管理料などが支払われる。
国際規格の争いに敗北
非接触IC技術の中でもフェリカはデータの処理速度が速い。2001年のJR東日本「Suica」への採用などで、技術が磨かれてきた。その後ソニー系のプリペイド型ICカード「Edy(現・楽天Edy)」やNTTドコモが始めた「おサイフケータイ」へと広がり、07年には流通2強のイオン「WAON」、セブン「nanaco」に採用されて一気に市場が広がった。
ただ、景気がよかったのはそこまで。海外では香港の交通カードなど一部で採用事例はあるものの、鳴かず飛ばずの時代が続いた。
非接触IC技術の国際規格は、ISO(国際標準化機構)とIEC(国際電気標準会議)の2団体が共同で決めている。規格には複数の種類があり、ICチップを含むカードの国際規格は、旧・蘭フィリップスが開発した「タイプA」と旧・米モトローラが開発した「タイプB」に定まった。
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