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エリート層に広がる反知性主義に警戒を 米国情勢から読み解く2016年の国際情勢

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  • 佐藤 優 作家・元外務省主任分析官
米共和党の大統領候補予備選に立候補中のトランプ氏。極端な外国人排斥を訴える彼のような反知性主義者が米国では増えつつある。(AFP=時事)

2016年の国際情勢を読み解くうえで、最も重要になるのが米国の動静だ。日本の報道を読んでいると、米カリフォルニア州で起きた鋭乱射テロ事件の国際情勢に与える影響が過小評価されているように思えてならない。

15年12月2日、カリフォルニア州サンバーナディーノで鋭乱射事件が起き、14人が殺害された。当初、容疑者の動機について、職場でのトラブルという見方もあったが、6日夜(日本時間7日午前)、米国のオバマ大統領は、この事件がテロであると断定した。

〈(オバマ大統領は、)カリフォルニア州サンバーナディーノでの乱射事件について「罪のない人々を殺害するためのテロ行為だ」と断言した。ただ、連邦捜査局(FBI)がイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」に感化された可能性があるとみて調べている容疑者夫妻に関しては、イスラム国などの海外テロ組織から指示を受けたことを示す証拠はないとした。

オバマ氏は演説で、テロから米国民の安全を守るため万全を尽くすことや、イスラム国掃討作戦の強化を改めて強調。国内のイスラム系住民を差別しないよう求めるなど、国民に冷静な行動を呼びかけた。

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