中国女子テニス選手不明、林外相「注視している」 米国は抗議姿勢「我々は我々として考えていく」
消息不明となった女子テニスの彭帥選手
梅津弥英子キャスター(フジテレビアナウンサー):中国共産党の前副首相との不倫関係を告白し、消息不明となった女子テニスの彭帥選手をめぐって新たな展開があった。アメリカのホワイトハウスは19日、中国政府に対して、彭帥選手の所在確認と安全確保について「独立した検証可能な証拠を提示するよう」要請した。また、IOC国際オリンピック委員会の委員は、来年2月に開幕する北京冬季五輪開催に関して強硬な態度を取る可能性について言及。メディアの取材に五輪中止の可能性を完全には否定しなかったという。
松山俊行キャスター(フジテレビ政治部長・解説委員):彭帥選手の所在確認や安全確保について、ホワイトハウスが発信をしている。日本政府として中国に対して何らかのアクションを起こすのか。
林芳正外相:注視をしているが、何か具体的な検討を開始したということではない。
番組コメンテーター・橋下徹氏(元大阪府知事・元大阪市長・弁護士):中国との通常の商取引は大切にするとしても、人権問題、自由、平等、法の支配に反する行為には厳しく、米国に負けないぐらいの日本のメッセージを中国に対して強烈に出すべきだ。
梅津キャスター:北京冬季五輪について、バイデン米大統領がウイグル族への人権問題などを理由に政府関係者を派遣しない「外交的ボイコット」を検討していることを初めて認めた。