ESを書く前に選考状況をチェックしよう 「エントリーシートでは落とさない」会社もある
いよいよエントリーシート(ES)を提出する時期が迫ってきました。マニュアル本と首っ引きになる前に、企業はESをどの程度選考材料としているのか、『就職四季報』でESの選考状況を見てみましょう。
「ESで落とす」会社は着実に増えている
そもそもESは全社に課せられているわけではありません。また、ESは提出させるが、その段階では落とさないという会社もあります。
『就職四季報』では、ES自体ない会社は、「選考ポイント」のESのところに「提出なし」、ESはあるが選考はしない会社は「通過率」のところに「選考なし」と表示されています。必ず確認してください。
ただ、近年、残念なことに、「ESで選考する」、つまり落とす可能性があるという会社は着実に増えてきています。
2011年版では「選考する」会社は4割程度で、ES自体ない会社を含め、「ESでは選考をしない」という会社が残りの6割でした。これが、2年後の2013年版では逆転。「選考する」会社が6割弱を占めるようになりました。
2015年版でも、社数としてはES自体をなくした会社が増えたものの、その分選考しない会社が減り、「選考する」会社は100社増、割合としては6割を超えました。どうせ選考に使わないのなら、ES自体なくしてしまおうという実質を取る動きの現れともいえるでしょう。