「ノッチ」の鬼嫁が苦闘した「お受験」の裏側 いじられキャラの夫は妻の猛特訓で脱皮した
お受験前日。娘を是が非でも合格させたいノッチ夫婦は「ある作戦」を練っていた。それは、ノッチが朝の4時に起きて、受験会場に並ぶことだ。今回の受験では、当日の朝7時に受験番号が配られる。
実は、この受験番号、早ければ早いほど有利。なぜなら、幼い子どもがぐずらず、集中力が続く午前中に試験が受けられるからだ。2人は少しでも早い受験番号を確保するため、朝4時起きで幼稚園へ行くことにした。
そして迎えた朝4時。スタッフがノッチの家の前で待っていると、家から出てきたのは友美さんただ一人だった。
「もうすでに夜中の12時過ぎくらいから並んでるって。緊張して寝られないから並んだ方がマシだって」(友美さん)
これまで妻に心配をかけっぱなしのノッチだが、娘に合格してほしい気持ちは同じ。夫として、父親として、少しでも役に立てることはないかと、夜中の12時から並んだのだという。そんな夫を追いかけ、友美さんも幼稚園に向かと、そこには「我が子に早い受験番号を」と願う親たちの長蛇の列ができていた。
夫の姿を探す友美さんだが、夜中の12時から並んだにも関わらず、ノッチがいたのは先頭からはるか遠く。
「来てみて様子見たらもう並んでるから、ヤバい並ばなきゃと思って」(ノッチ)
家族を思いやる夫の頑張りに、感謝する友美さん。こうして寒空の中、並び続けること8時間。ようやく受験番号を手にした夫。気になる面接の時間は朝10時。希望していた、早い時間の受験番号を手にすることができた。
いよいよお受験へ!ノッチ一家の夢は叶うのか!?
いよいよ、本番。お受験の主役・友香ちゃんと友美さん、そして着替えを済ませたノッチ、家族3人揃って、受験会場へ。
1時間後。ノッチ親子が会場から出てきた。
ノッチは自信満々に「シミュレーション通りでした」と話した。妻も「娘も、名前を元気よくお返事できて、よく頑張りました。普段なら泣き出してウロウロしてるけど、早い時間だったから。(ノッチを見て)でかした!」
合格発表は翌日。合否は園から渡される封筒に記されていた。
結果は・・・合格だった。
「よかったー!あー終わった。家族みんなで頑張れた気がします。もう、すっごい…頑張ったね!」(友美さん)
この日、これまで張りつめていた鬼嫁の目にも涙が流れた。
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