北朝鮮がミサイル発射、3発が日本のEEZに 米韓の合同野外機動訓練への報復か

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 3月6日、韓国軍は、北朝鮮が飛翔体を発射したと発表した。写真は北朝鮮の国旗。ジュネーブで2015年1月撮影(2017年 ロイター/Pierre Albouy)

[ソウル 6日 ロイター] - 韓国軍は、北朝鮮が6日午前7時36分に飛翔体を発射したと発表した。飛翔体は、ミサイル発射台がある東倉里(トンチャンリ)から発射され、北朝鮮の東岸沖に落下したという。

米韓両軍が1日から、北朝鮮の脅威に備えた定例の合同野外機動訓練「フォールイーグル」を開始しており、これに対する報復の動きとみられる。韓国軍は、飛翔体の種類については分析中だとした。

中国国境に近い東倉里では昨年にも、長距離ロケットが発射され、国連は弾道ミサイル技術を使った全ての発射の禁止に違反していると非難した。

[ソウル 6日 ロイター] - 韓国軍は、北朝鮮が6日朝発射した複数のミサイルが約1000キロメートル飛行したと指摘した。軍は、ミサイルは東倉里(トンチャンリ)から発射されたとしている。

統合参謀本部は声明で「韓国と米国は、さらなる情報について詳細な分析をしている」と表明した。

[東京 6日 ロイター] - 菅義偉官房長官は6日午前に緊急会見し、北朝鮮が同日午前7時34分に弾道ミサイルを発射したと発表した。ミサイルは4発発射され、そのうち3発が日本のEEZ(排他的経済水域)に落下したという。

菅長官は、日本の安全保障への重大な脅威であり、断じて容認できないと述べ、北朝鮮に対し厳重に抗議したと語った。

[東京 6日 ロイター] - 日本政府は6日、北朝鮮が4発の弾道ミサイルを発射したことに関して、安全保障に対する重大な脅威との認識を示した。そのうえで「北朝鮮に対し厳重に抗議を行うとともに、最も強い表現で非難した」との声明を発表した。

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