有名「女子校制服」、メルカリ大量出品の裏側 白百合・品川女子・・・誰が売っているのか?

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なぜ有名女子高の制服が出品されているのか。※写真はイメージです(写真:spw / PIXTA)

東京女学館高校の冬服上下に学校指定のセーターがついて25万円。フェリス女学院高校の冬服上下が19万8000円。共立女子中学・高校の夏服、冬服一式19点合計で20万円――。

メルカリに有名女子校の制服が大量に出品されている。価格はいずれも高額だ。スカートがつかない上着だけで数万円、スカーフだけ、ネクタイだけで数千円。中には襟やカフスがついていない夏のセーラー服の替え上着だけのものなど、誰がどう使うのかよくわからないものまで出品されている。

有名女子校の制服は、白百合学園ならフランシスコ、東京女学館ならメーフェアかマルス洋装店、桜蔭学園ならオリムピア、東洋英和女学院ならフランセ洋装店など、学校指定の洋装店などでオーダーする。

買えるのは当然在校生のみ。指定の洋装店のタグの写真をアップするなど、本物であることを強くアピールしている出品が目立つ。

学校によって出品点数に多大な差

出品者のコメントを見ると、着ていた本人ではない人物による出品もあることはあるが、在校生しか買えないものが流通しているということは、最初に流通市場に乗せたのは、その制服を実際に着ていた在校生もしくは卒業生、その知人であることは疑いの余地がない。

下表は、1月15日時点でメルカリに出品されていた有名女子校の本物の制服の出品件数を学校別に集計したものだ。

1件で1点しか出品していないものもあれば夏服や冬服、ブレザー、コート、体操服など十数点をまとめて出品しているもの、そのうえでバラ売りも可としているものなどさまざまなので、制服と学校名で検索し、表示された枠数でカウントした。

なお、集計しているそばから新規の出品が増えていく学校もあるし、コメントがつくと表示の順番が入れ替わるので、出品者の名前と出品物を特定しながら集計した。

集計では落札済みのものも含めた。落札済みのものは出品者が削除すれば表示が消えるが、削除しなければいつまでも残るので、表には内数で落札済みの件数を表示した。

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