惜しい!ただ忙しいだけで終わる人の「盲点」

生産性が高い人はここが違う

僕が上司から受け取った最も価値ある言葉は、「立場が人を育てる」でした。今、現在の役職よりも少し高いステージの業務を任され、そしてそれをやりきったとき、人は最も成長するというのです。「生産性の高い人」は、それと同じことを自らに課し、つねに仕事の質を上げようと試みているのです。

締切が先でも、後回しにしないワケ

4.「生産性の高い人」は、時間を信用していない

忙しいだけの人と生産性の高い人、二者とも「時間が足りない」ことは共通していますが、そこには大きな違いがあります。その人が、「つねに締め切りに追われて焦っている」のか、「つねに仕事を前倒しして終わらせようと急いでいる」のかという差です。

たとえば、締め切りが随分先に設定された原稿の執筆依頼を与えられたとき、僕は、その仕事を寝かしてのんびりするようなことはしません。それは、 「残り時間」という猶予を信用していないからです。端的に言うと、だらだらと仕事をしないのです。与えられた締め切りが先だとしても、他者に与えられた制限時間で区切るのではなく、自分の仕事のタイミングで締め切りを決めています。

つまり、「この2時間集中してこの原稿を書く」と自分が決めたら、一気に仕事をやりきってしまいます。終わらなかった場合も、できる限り短い延長時間で“必ず終わらせる”のです。仮にそうしたとして、では他者が決めた長い締め切りでの期間で書いた原稿と、自分が設定した2時間という短い締め切りでの 期間で書いた原稿、果たしてクオリティはどちらが上でしょうか? 僕の場合は、明らかに後者です。

2時間という制限時間の中でMAXを目指し集中した原稿のほうが、「締め切りが先だから、それまでなら時間をかけてもいいか」と油断しながら書いた原稿よりも質は高いのです。

これについては、僕だけではなく自分が担当する大ヒット作家も同様の考え方を持っている方が多くいました。ですから、生産性を高めるためにも、僕は「時間の猶予」を信用していません。

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