「生真面目な女子」ほど就職に失敗する!? 女子学生が就活で陥りやすいワナ<1>

✎ 1〜 ✎ 76 ✎ 77 ✎ 78 ✎ 最新
拡大
縮小
生真面目すぎて就活で苦労する女子学生は少なくない(撮影:尾形文繋)
これから4回にわたり、女子学生が陥りやすい「就活の失敗」について連載していきます。第1回目のテーマは「生真面目さ」。のんびりした男子学生が多いのに対して、女子学生はしっかりと準備する方が多いようです。それだけ、就活へのモチベーションが高い女子学生が多いと言えますが、その「生真面目さが仇となる」こともあります。一体どういうことでしょうか。

自己分析が終わらないと何もしない

就職四季報プラスワンの過去記事はこちら

真面目な女子学生の多くは、就活を受験勉強と同じように捉え、一から順番にこなしていこうとしがちです。私がある就活イベントで会ったA女子大学のK子さんがまさにそのタイプでした。彼女の志望業界は商社。時事問題にも詳しい優秀な女子学生でした。

そのK子さんが聞いてきたのが、「冬のインターンシップは志望業界を絞ったうえで、志望順位が高いところに行くべきですか?」との質問です。

3月に採用広報が解禁される前のインターンシップは、そのほとんどが1日インターンシップで、実質的には会社説明会・セミナーです。志望業界を絞っても絞らなくても、志望順位が低くても高くても、たくさん参加すれば視野が広がります。そう話しても、K子さんは納得しません。聞いてみると、3年生12月の段階でまだ自己分析をしている最中でした。

「買った自己分析本が分厚くて、なかなか仕上がりません。私、昔からきっちりしていないと気が済まなくて。だから、この本が仕上がるまではあまりほかのことをやりたくないんです」とK子さん。

次ページ同時進行でテキパキこなす!
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT