IT企業を経営しながら、中小企業に新しい形の社員食堂を提案している女性社長がいます。Smiley(スマイリー)の矢津田智子社長です。
ITと社員食堂って、ちょっと不思議な組み合わせですよね。ところが、ITと食堂を結びつけるものがあるのです。
シリコンバレーに乗り込んだ
謎を解くカギは、持ち前のウーマンパワーと、加えて女性ならではの優しさにあります。
矢津田社長は、最初、ベンチャー企業で初期のプリクラを開発。その後転職して、大手企業でネット系ソフトの開発などをしていました。その会社が他の企業の傘下に入ることが決定したので、それを機に、現在のIT会社AIVICKを京都市南区に立ち上げました。
順調に売り上げを伸ばしていましたが、2008年のリーマンショックで売り上げが激減。でも悩みは、業績だけではありませんでした。矢津田社長の頭を悩ませていたのは、経営とはどうすればいいのか、会社はそもそも何のためにあるのか、といった根本的な疑問だったそうです。
そこで矢津田さん、どうせ悩むならITの本場で悩もう、と一念発起して単身渡米したそうです。この発想、なかなかボクたち男どもからは出てきません。女性ならではの思い切りのよさだと思います。
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