北欧の捕鯨国が、アノニマスに攻撃された

政府が運営する5つのサイトがダウン

アノニマスがアイスランドのサイトを次々にダウンさせた(写真:REUTERS/Kacper Pempel/Files)

[レイキャビク 28日(ロイター)]- ハッカー集団アノニマスのハッカー活動家は、北大西洋諸国による捕鯨に抗議し、アイスランド政府のウェブサイト5カ所をダウンさせたと声明を出した。

同国の総理大臣、環境大臣、内務大臣の公式サイトを含む、一連のサイトは11月27日にオフラインとなり、現地時間28日の昼12時(日本時間19時)までダウンした。

ソーシャルメディアに投稿された反捕鯨動画の中で、活動家たちは、国際的なモラトリアムがあるにもかかわらず、いまだに商業目的の捕鯨を続けているアイスランドを非難。商業目的の捕鯨に抗議するため、アイスランドに関連したウェブサイトをハッキングするよう人々に求めた。

このキャンペーン専用の新しいツイッターアカウント上で、27日の夜遅くにサイトをダウンさせると公表したのは、緩やかに繋がるハッカー集団「アノニマス」に属しているという活動家たちだ。政府はこの件に関して言明を避けている。

アイスランド、ノルウェーは捕鯨を継続

アイスランドが加盟する国際捕鯨委員会(IWC)は政府間機関で、1986年からすべての商業捕鯨を禁止している。このモラトリアムはいまだに有効だが、アイスランドとノルウェーの両国は捕鯨を続けている。

グリーンピースとシーシェパードの活動家たちが、毎年の捕鯨を妨害しようとしたり、捕鯨基地を破壊しようとした1970年代から1980年代を含む、この数十年間、アイスランドは捕鯨について非難されてきた。

ごく近くにあるグリーンランドを除けば、北大西洋で孤立するアイスランドは、国内の経済を釣りと捕鯨に頼っている。アイスランドの人々は、捕まえたい魚がクジラのせいで減っていると主張する。

しかしながら、2008年の衝撃的な金融危機や急激な通貨切り下げ以降、観光がブームとなり、ホエールウォッチングツアーの人気も高まっている。

レポート:Ragnhildur Sigurardóttir(レイキャビク)、Sabina Zawadzki(コペンハーゲン)、編集:Helen Popper

 

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