90秒でオイル交換が終わる新システムの秘密 アストンマーティンに初搭載
これが、今年初めに販売されたサーキット専用スーパーカー、アストンマーティンの「ヴァルカン」だ。
ヴァルカンは、ボンネットの下で、あなたのオイル交換の形に革命をもたらす可能性のあるシステムを最初に採用した車である。
最終的にはネクセルオイルが、より手頃な価格で手に入るこのような車に使用されることになるだろう、とエンジンオイルメーカー、カストロールは考えている。
バケツ型装置は、オイルとフィルターが1つのユニットにパッケージ化されているので、サービス面に関して言えば、オイルセルを交換するとき、簡単に車から持ち上げられるのだ。
完全なオイル交換サービスに掛かっていた時間は、現在の10分の1以下になり...取り扱いが非常に簡単になっている、と開発者は語る。
ネクセル開発のチーフエンジニアであるオリバー・テイラー氏は語る。
「ネクセルシステムを使えば、完全なオイル交換サービスにわずか90秒しか掛かりません。ネクセルのオイルセルには、エンジンオイルとフィルター(の両方)が組み込まれているからです。ですから、オイルセルを車から取り出し、真新しいオイルセル置くことで、オイル交換が簡単に終了するという訳です」。
現代のエンジンにおいて、ネクセルは二酸化炭素排出量の削減を実現する、とカストロールは考えている。
ユニットが密封されているので、使用済みオイルの汚染を防止することができる。これは、他の潤滑油にリサイクルすることが可能なことを意味する。
「一回使用したネクセルオイルセルが、リサイクル用にネクセルに戻ってきます。それらを分解し、汚れを取り除き、そして何回も再利用するのです。その使用済みエンジンオイルを使えば、それを再精製プロセズを通して次に送り、何回も使用できるようになるのです」(テイラー氏)。
ネクセルは現在、アストンマーティンのヴァルカンに標準装備され、その性能が試されている。
カストロールは、約5年後、この技術が公道を走る車に広がることを期待している。
原文はこちら
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら