ジャニーズタレントも逃れられない学歴の壁

合格率4%!初の気象予報士が2人も登場

ジャニーズ事務所に入れるようなイケメンであっても逃れられない壁があります(写真:Graphs / PIXTA)

嵐、SMAP、Kis-My-Fit2、関ジャニ∞、Hey!Say!JUMP――。人気グループを多数抱え、男性アイドルに特化している芸能プロダクションといえば、ジャニーズ事務所だ。「以前よりもほかの男性アイドルグループを抑える力は弱まった」という業界の情報もあるが、依然として芸能界では大きな存在感を持っている。

そんなジャニーズ事務所の所属タレントから初の「気象予報士」合格者が誕生した。それも2人同時に、である。ジャニーズJrのユニット「Snow Man」の阿部亮平(21)と、岸本慎太郎(19)。彼らは今年8月30日に気象予報士の試験を受け、先月10月9日に合格の知らせを受けた。

超難関の国家資格をくぐり抜けたアイドル2人

気象予報士制度は、防災情報と密接な関係を持つ気象情報が不適切に流されることにより、社会に混乱を引き起こさないことを目的として、気象業務法の改正によって1994年度に導入された。気象庁から提供される数値予報資料など高度な予測データを、適切に利用できる技術者が気象予報士である。NHKをはじめとする放送局やウェザーニューズに代表される民間気象予報会社など、予報業務を行う事業者は現象の予想を気象予報士に行わせることが義務付けられている。

気象予報士になるには、法律で年1回以上と定められている気象予報試験に合格して、気象庁長官の登録を受けなければならない。つまり、立派な国家資格で現在は年(度)に2回の試験が通例となっている。今回の受験者数3153人のうち、合格者はわずか125人。合格率4%という難関だ。

筆者は士業などの専門職を中心とした起業コンサルタントという立場から、この資格の取得がたやすいものでないことはよく知っている。たとえば、お天気キャスターとして有名な森田正光氏は、気象予報士の第1回試験(1994年8月)で不合格になっていることは有名な話だ(1995年2月の第2回試験で合格した)。

一方、弁護士や公認会計士、税理士などと違って、就職先が極端に限られているうえに独立開業には不向きな国家資格のため、この気象予報士の資格があるだけで職業として食べていくのが難しい。

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