浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか  島田裕巳著

拡大
縮小
浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか 島田裕巳著

本書は、日本に存在する仏教宗派を個別に取り上げ、その特徴、宗祖の思想、教団の歩み、社会的影響などを宗教学者が解説したもの。対立と融合を繰り返しながら発展してきた日本仏教の歴史を概観し、現代社会における各宗派の影響力なども考察する。

空海、法然、親鸞、道元など、宗祖の小伝も掲載。また、もともと葬儀とはまったく関係のなかった仏教が、なぜ葬儀を執り行うようになったのか、なぜ日蓮だけがたびたび映画や舞台の題材になるのか、あるいは、曹洞宗の寺院の数はセブン‐イレブンの店舗数より多いなど、各宗派のさまざまな薀蓄(うんちく)なども興味深い。宗派の存在は、日本の仏教を知るうえで大きな意味を持つことがわかる。

幻冬舎新書 798円

  

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT