41 「わらべ」は今ではほとんど使われない言葉だが、沖縄では子どもを「ワラビ」、悪ガキを「やなワラバー」という
42 沖縄で、古来からの琉球方言は「ウチナーグチ」「シマクトゥバ(島言葉)」と呼ばれる。本土方言は「ヤマトグチ」
43 沖縄では本土の言葉に影響を受け成立した比較的新しい方言「ウチナーヤマトグチ」が若年層に使われている
44 本土方言と琉球方言は発音が異なるものの、意味や文法はそれほど大きな違いはない
45 琉球方言の最大の特徴は基本母音が三母音である点
46 基本母音は「a」「i」「u」の三つ。12~15世紀に「e」が「i」に、「o」は「u」に変化したと考えられる
47 沖縄・奄美地方では方言大会が盛んに行なわれている
48 ラジオ沖縄ではウチナーグチで県内の話題を伝える『方言ニュース』が50年以上続く長寿番組となっている
日本の8つの地域の言語は消滅の危機にある
49 ユネスコは世界中で2500の言語が消滅の危機にさらされていると発表した
50 そのリストには八重山や与那国、八丈島など日本の8つの地域の言語が含まれている
51 中でも深刻な消滅危機にあるとされたのがアイヌ語
52 アイヌ語は日本語に対して統語的体系が大きく異なり、方言ではなく別の言語とされている
53 「しあさって」や魚の「うろこ」などは、もとは西日本の方言だった言葉が共通語の地位を獲得した例
54 「まったり」はもとは京都の方言。テレビアニメ『おじゃる丸』で使われたのをきっかけに全国的に定着した
55 “バイト敬語”の筆頭にあげられることの多い「よろしかったでしょうか」は、もともとは北海道の方言
56 北海道の方言では、過去形の言葉が丁寧語の働きをする言い回しとして用いられることが多い
57 語尾につく「~じゃん」という語は、もとは中部地方(静岡、山梨方面)の方言が神奈川経由で東京に伝わった
58 「違かった」「わかんない」「○○みたく」などは北関東や東北から流れ込んで定着した東京の新方言
59 「うざい」も新方言のひとつ。もとは東京の多摩地方の方言でモノや動物に対して使う言葉だった
60 「とても」の意味で使われる「なまら」は若者を中心に広まった北海道の新方言のひとつ
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