1ヶ月や2ヶ月の語学留学は採用者の間で「遊学」と言われている、という話をみなさんも聞いたことがあるでしょう。このところ、JALやANAなど日本の大手航空会社のCA採用試験エントリーシートには半年以下の海外留学経験が記入できなくなりました。学生のうちに長期留学ができるにこしたことはないですが、いろんな事情で長期留学がかなわない学生も多いのではないでしょうか。
ただ、短期留学が無駄かというと、決してそうではないのです。たとえ短期留学だったとしたとしても、その短期間を有効に過ごすことは可能です。筆者自身も実は2ヶ月半の短期留学経験者で、その2ヶ月半をフルに生かして高い語学力が問われる航空会社に採用されています。
短期留学には、しっかりとした留学までの準備と留学の位置づけを意識して取り組む必要があります。1ヶ月程度の短期留学では、生活に慣れるだけに1〜2週間かかるため、いかに準備し、その短期滞在をいかに活用するかで英語習得の質が大きく変わります。
そこを怠ると、採用試験の際、面接官に留学のことを聞かれて「始めは言葉が通じずに苦労しましたが、最後には友人ができました。ホストファミリーとも仲良くなれました」と答えることになるでしょう。
面接官が聞きたいことはそこではないのです。短期留学をどのような目的で、何を準備し、どのように過ごして目標達成したかを聞きたいのです。語学習得に集中しても構わないのですが、語学習得以外にも学び取れるものもたくさんあるはずです。CAの仕事を意識する場面があっても、そうでなくてもいいです。
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