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星空と地上の花を一枚の写真に収める、星空写真家の宮坂雅博さん。英国王立グリニッジ天文台の天体写真コンテスト【アストロノミー・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー2012】のアース・アンド・スペース部門優勝、ユネスコ協賛世界天文年(IYA2009)コンテスト優勝など、アマチュア写真家ながら、海外で多くの高評価を集めている。現在、写真家と会社員の二足のわらじをはく宮坂さん。仕事とアソビを拡げるために、クルマは大切な“相棒”であるという。


(プロフィール) 宮坂雅博(みやさか まさひろ) 現在会社員でありながら、星空写真家として国内外で精力的に活動。その作品はオリジナリティーにあふれ、また世界的なコンテストで優勝するなど注目を集める。現在は、長野県阿智村、鹿児島県鹿屋市と協力し、星をテーマにした町おこしに参画するなど、その活動の幅を広げている。

恵まれた環境に感謝
遅咲き写真家の聖地

――このあたり(長野県諏訪市)は特に星が綺麗そうですね

宮坂 私の地元は霧ヶ峰に30分で行けるようなところです。写真ももちろん撮りますが、純粋に流星群とか星空も眺めます。撮影用の自分の場所でね。本当に環境に恵まれていると思いますね。

――作品の花と星は絵画のような印象を受けます。その魅力は何でしょうか。

宮坂 私は花が好きだったものですから、昼に花を撮って、夜は山小屋に泊まっていました。すると、星空も自然に撮るようになり、花と星空を組み合わせたら、どうだろうかと考えるようになったのです。

――山小屋に?

宮坂 はい(笑)。特に荒地に咲く高山植物が好きなので、霧ヶ峰のほか、八ヶ岳や美ヶ原などにも足を伸ばすのです。そうなるとどうしても帰ってこれない。山小屋は多くの場所に設置されていますから、泊まることが多くなるのです。

――それで今の作風になっていくのですね。

宮坂 はい、高山植物は割と小さく、寄らないと大きく写せない。当然、広角レンズや魚眼レンズを使うのですが、それが幻想的な写真を撮る方法として適していたのですね。星空もしっかり入ってくる。それでも理想的な方法論に近づけるために、3~4年は試行錯誤しましたね。

星空写真家と
サラリーマンを両立

――平日は会社員として仕事をされていますが、撮影と仕事、どう両立されていますか?

宮坂 冒頭のとおり霧ヶ峰などクルマで30分もあれば行ける環境です。したがって土日だけでなく、平日でも仕事が終わって、一度帰宅して夕食を食べてから行くこともあります。
 花は撮影に適した良い時期は数日しかなく、都合よく土日に満開になるわけではありません(笑)。ですので、時間を作るためには平日の夜しかないのです。もし都会に住んでいたら、こうはいかなかったでしょうね。

――平日もなかなか難しいのではないですか。

宮坂 会社はチームですからね。私だけ残業しないわけにもいかない。ですので、朝は6時半には出社しています。例えば、天の川が登ってくるのは、夏は早いけど、冬は夜中になる。だから、帰宅したらまず寝る。そして夜中1時に起きて撮影。そのまま出勤ということもあります。

世界的な写真賞を
日本人で初めて受賞

――「ユネスコ世界天文年IYA2009コンテスト」「グリニッジ天文台コンテスト2012年 地球と宇宙部門」という世界的に権威ある賞を受賞されました。この受賞はご自身にとって、どのような価値がありますか。また、受賞後、周囲の反応は変わりましたか。

 宮坂 他人とは違う個性的な作品を目指した結果、海外でも高い評価をいただき感謝しています。ユネスコの賞はガリレオが天体観測を1609年に始めて400年を記念してできた賞で、グリニッジ天文台の賞は毎年やっているのですが、ともに日本人で初めて受賞することができました。

受賞をきっかけに長野県の阿智村や鹿児島県の鹿屋市など星空で町おこしをされている自治体から協力要請を受け現在に至りますが、作品をきっかけに地元の人間として地域貢献できることに非常にやりがいを感じていますし、会社も後押しをしてくれています。

 ――ご自身の写真の「こだわり」とは、ずばり何でしょうか。また、フィルムからデジタルへと時代が変わって、応用範囲が広がったと考えていいのでしょうか。

宮坂 個性的な作品にするためには、具体化するための独自の撮影技法の考案や機材準備が必要です。単にアイデアや構想のみでは実現しないと確信しています。その意味で、私が確立した露光中にピントや絞りを動かす「露光中ピント絞り可変法」という撮影方法は独自作品を生み出す核となる部分だと考えています。

 こうした方法はカメラがデジタルに進化したからこそ、できることだとも思っています。多大な時間と労力を要するフィルムでは、今のようなスタイルにはとうてい到達できなかったでしょう。機器の進化に合わせ、私の写真も新しい手法に挑戦したいですね。


雪道で死ぬ思い?
安心なクルマとは何か

――単なる遊びとは違い、能動的に充実した時間をつくる「アソブ大人」という意味で言えば、宮坂さんにとって、写真撮影はライフスタイルの中でどのような位置づけになっているのでしょうか。

宮坂 国際的な賞をいただいたことで変わりました。作品を発表し、いろんな地域や国の皆さんからコメントをもらうことは、私の人生観を大きく変えました。そのプロセスを楽しむこと自体が、自分のライフスタイルの中で、非常に有意義な時間だと考えるようになりましたね。
 ただ、それでもやはり新しいことをやりたい。今まで誰も見たことがない写真を撮って、みんなに見せたい。そうした欲求は今でも一番強いのかもしれません。

――撮影にはクルマは欠かせない存在です。宮坂さんがクルマに求める条件とは何でしょうか。移動、長時間、気象条件など、実体験をお聞かせください。

宮坂 クルマは私にとって身体の一部。カメラ機材を搭載して効率よくその場所に到達してスムーズに撮影を行うには、積載能力、悪路走破性、長距離運転時の安全性、快適性が何よりも重要です。
 中でも4WDはとくに重要で、冬季の山間部では何度も危ない目に。星がきれないところはどうしても山頂近くになります。そこに辿り着くには雪道を進まなければなりません。しかも夜は道路が凍結しているのですから大変です。

撮影機材や暖房を
給電機能で賄う

――アウトランダーPHEVは、走りはもちろん、家庭電気を最大で10日分*もまかなえるほどの強力な給電力があります。ご自身ならば、このクルマをどう使っていきたいと思われますか。

 宮坂 まず三菱自動車さんは4WDなど悪路に強く、走りも良い印象がありますね。そして撮影地に行くまでの燃料コストの低減は非常に重要です。天体撮影においては電力を必要とする機材が多く、例えば、撮影では電動スライダーなどを使うのですが、電源はコンセントからとらなければなりません。
でも、クルマのエンジンをかけながらだと、単に星空観賞だけをしている方々もいますから、エンジン音や排ガスで周囲に迷惑をかけてしまいます。静寂な環境を維持したうえで、撮影の各種機材にパワーを供給しつつ、車内で暖房を得るなど、多くの面で有効活用できると考えています。

――冬場では撮影時にクルマへの要求も高くなる

宮坂 写真家がいい写真を撮るためには、雪が積もった、未踏の新雪の中をあえて進まなければなりません。良い撮影ポイントは同時に危険な場所でもあり、だからこそ、常に危機意識をもって現場に臨む。そのサポートをしてくれるクルマは私にとっては非常に大事な存在なのです。

安心なクルマだから
アソブ大人になれる

――さらに宮坂さんは会社員として通勤など日常的にクルマを使われています。

宮坂 勤務地が高所にあるので冬季は大変です。4WDでなければ通勤できませんし、さらに片道16kmあるので、やはり燃料コストの低減は重要です。今だって月に何度ガソリンを入れていることか!(笑)。12年ほどクルマに乗っていますが、移動距離は18万kmに達しています。そろそろ新しいクルマの買い時かもしれませんね(笑)。

――宮坂さんにとって、クルマは命を守ってくれる大事な相棒でもあるのですね。

宮坂 通勤時も撮影時も、安全に対して本当にいろんなことを考えるのです。例えば、山の中に一人で行って戻れなくなったら、どうしようとか。
 クルマがダメになったら命に直結する。何かあった時に電気を取り出せるアウトランダーPHEVまさに理想形です。フィルムからデジタルへの移行が私の写真の世界を拡げてくれたように、ガソリンから電気へ、給電能力も安全性も高いことは、私の写真撮影というアソビをさらに拡げてくれる相棒になってくれると思っています。

(撮影:西川節子/撮影協力:スタービジレッジ 阿智


※:使用可能日数は三菱自動車工業(株)調べによる(一般家庭での一日当たりの電力使用量を約10kWh/日として算出、V2H機器等の変換効率は含みません。)満充電の状態で一般家庭の最大1日分、バッテリーチャージモードによるエンジンでの発電も組み合わせればガソリン満タンで最大10日分の電力がまかなえます。


宮坂雅博さんのPHEV LIFEムービーを公開中

「驚くほど走りがスムーズで、驚きです。」宮坂さんにアウトランダーPHEVを試乗してもらうと、開口一番、その力強い車の印象を語ってくれた。撮影は自然との戦い。道程、気候、季節によってその厳しさは変わってくる。車は相棒という宮坂さんにとって、〈PHEV〉はどういう存在たり得たのか?
「電力が欲しいときにそこにある。これは撮影にとっても、雪道などにおいても心強い。」 新しい手法で世界に認められた宮坂さんと、新しい車の価値を創造したアウトランダーPHEV。動画では、両社の親和性がリアル描かれている。さっそくチェック!

What is PHEV LIFE !
三菱アウトランダーPHEV特設ページでは、星空写真家 宮坂雅博さんによる、この企画のための撮り下ろし写真集を公開。宮坂さん、そしてアウトランダーPHEV、それぞれが目指した独自の世界観が融合する、壮大な風景をご堪能あれ!


 

新型アウトランダーPHEVは、デザイン・性能が大幅にグレードアップ。SUV×PHEVによる電気の力は、所有する歓び、走る歓び、そして停まっている時でも電気が使えるという新たな価値を提供する。今手に入る“未来のクルマ”は、きっとあなたのライフスタイルの可能性を広げてくれるだろう。

メーカー希望小売価格4,233,600円(消費税抜価格3,920,000円)

全長/全幅/全高(mm)4695 / 1800 / 1710/ホイールベース(mm)2670 トレッド前 / 後(mm)1540/1540最低地上高(mm)190。燃料消費率JC08モード(国土交通省審査値)ハイブリッド燃料消費率(km/L)20.2。充電電力使用時走行距離(プラグインレンジ、国土交通省審査値)(km)60.8。主要燃費向上対策可変バルブタイミング機構、プラグインハイブリッドシステム、アイドリングストップ装置、電動パワーステアリング