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そんな超多忙な彼女は、オンもオフも常にアクティブに過ごしているという。少しの時間であっても、リラックスして自分と向き合うタイミングをきちんと作ることが大事という彼女のライフスタイルに、クルマという存在は欠かせないツールだった。田中雅美というアソブ大人に迫ってみる!
シドニー五輪から
再度アテネを目指した思い
――競泳選手時代、シドニー五輪での銅メダル、その後アテネ五輪で復帰され、好成績を収められたときには驚かされました。当時、復帰するきっかけとは何だったのでしょうか。
田中 2000年のシドニー五輪が終わったあと、実は引退しようと思っていたのです。日本に帰国してからも、しばらくはプールに入りたくない、そんな気持ちでした。でも、子供たちに教えたり、講演をしたりしているときに、皆さんから「オリンピック観たよ」と温かい声をかけられたり、お手紙をいただいたりしたことで気持ちに変化があったのです。選手時代は「水泳は苦しいもの」と思っていました。でも、そこで選手生活を終えるのではなく「水泳が好きだ」と思ってやめるべきだ。そう考え直しました。それが復帰のきっかけでしたね。
――やり切るということですね。再び第一線で活躍するために体を戻すのは大変だったのでは?
田中 アメリカでトレーニングをしましたが、まったくプールに入らない時期をつくりました。そこから徐々に、アメリカの青空の下、子供たちと泳ぎながら体を戻していったのです。時間が経ってプールに入ってみると、水に触れる楽しさをあらためて感じられるようになりました。さらに、何事も自主的に考えて行動するアメリカの子供たちに多くのことを学びましたね。人にやらされるのではなく、自分で決めて動く彼らに触発されたのです。その後、日本の大会に復帰したのは、シドニー五輪が終わってから2年後のことでした。
ベストパフォーマンスの秘訣
――アスリートとして、ベストパフォーマンスを出すために必要なこととは何でしょうか。
田中 「これまでの自分を超える」という気持ちが必要です。水泳は記録競技なので、自己ベストを、決められた大会でいかに出せるかが重要になってきます。そんなとき、決して人と比べるのではなく、昨日の自分を超えられるのかという、そこが一番大切なのです。
ただ、現役時代は「決められたタイムを出さなければならない」と、そう思っていました。それがとても苦しかった。でも、苦しんだ経験から、自分自身に問いかけ、パフォーマンスを高めることへつなげることが大事だと気づいたのです。
――それには強い精神力が必要ですね。
田中 でも、私はけっこうネガティブなんですよね。だからこそ努力しなければならないとも思っていました。アスリートでもダメなことを想像する人は少なくありません。だから、ダメにならないように準備し、努力するのですね。きちんと、不安そして自分自身に対して向き合いながら努力していくうちに、不思議なことにネガティブな気持ちが吹っ切れていくのです。いつの間にか「自分はできる!」とポジティブな気持ちに変わっている。その結果、試合本番では、「誰にも負けない」という気持ちで挑めるのです。
気持ちの切り替えが
パフォーマンスを高める
――現役時代は、やはりストイックな練習をされていたのでしょうか。
田中 練習は朝3時間、夜4時間、そのうちプールには計4時間以上入っていました。でも大切なのは時間ではなく“切り替え”を意識することだったと思います。アスリートの場合、練習が終われば、あとは自分の時間です。遊んでもいいし、友人と食事をしてもいい。でも、プールに行けば、その瞬間から集中できるように普段から意識していました。しっかりと切り替えて集中し取り組むのが、練習の質を高めるのだと思います。
――現在はメディアでご活躍ですが、仕事のパフォーマンスを高めるために、どのような努力をされているのでしょうか。
田中 リラックスできる時間を作ることでしょうか。自分自身と向き合えますし、ひとりの時間に大好きな作家さんの本を読むこともそのひとつですね。メンタル的なことでいえば、すべて自分で抱え込みすぎないように気をつけていて、落ち込んだ時には人と話すようにしています。一人で答えが出ないときには、悩み続けるよりも、誰かに相談に乗ってもらったほうが立ち直りも早い。現役時代もコーチによく相談していましたから、仲間の存在や頼れる人がいるということは、ありがたいことだと思っています。
クルマはまぎれもないリラックス空間
――リラックスできる時間は大切ですね。ほかにコレだ!という大切な時間はありますか。
田中 友人とおいしいものを楽しく食べること。このために働いているといってもいいくらいです(笑)。ただそのぶん、家では野菜中心の食生活を送っています。水泳をやっていた時は身体が資本でしたから、何を食べればこんな栄養素が取れる、ということがわかっていますし、それを意識しながら食べることは、今でも続いています。
あとはクルマに乗ることが多いです。仕事で人に会うことがとても多いのですが、クルマは自分だけの空間になるので、リラックスというか気持ちよく集中できるんです。東京で仕事をするときは自分で運転して現場に行くことがとても多いですね。地方に行くときも空港まではクルマで行きます。あとはレッスンで教えに行くときとか。ゴルフに行くときでも、人にご迷惑がかからないようにしたいので自分で運転して行くようにしています。自分で運転するほうが好きですし。運転中は好きな音楽を聴いたりして、もしかすると一番リラックスできているかもしれません。
決め手は「ドライヤー」?
田中流クルマの可能性
――今回の企画でアウトランダーPHEVに試乗されて、どのような感想を持たれましたか。
田中 電気だから振動が少なく、音も小さくて室内が静か。リラックスできるし、普段私が乗るクルマより目線が高いので、見ている景色が全然違う気がします。パワフルで加速が良いのもいいですね。速度を上げても「まだ電気で走っている」とスタッフに言われ、驚きました。
――田中さんなら、このアウトランダーPHEVをどのように楽しみますか。とくに「給電機能」は一般家庭の消費電力の10日分※くらいを賄えると言われています。
田中 たとえば海に行ったときなどにドライヤーを使いたいのですが、それができないことが残念でした。その点このクルマなら可能ですよね。電気があるということはバーベキューやピクニックに行けば小さい冷蔵庫を持っていって、冷たく飲むこともできますしね。炭酸系飲料なんてぬるいとおいしくないでしょ?
遊びに行った先で快適な飲食ができるのは大きいですよ。ホットプレートも使えて面倒な火起こしをしなくても済むんですから。後片付けも絶対的に楽です。キャンプ女子会なんてやってみたいですね(笑)。
――どんどん進化するクルマに期待するものはありますか。
田中 電気コンセントが使えることが理想だったんです。楽しめることはもちろん、いざというとき灯りを得ることもできる。それにまずPHEVは燃費がいい。理想をほとんど実現しています。
わたしは安全性も重視しています。最近は、いろんな機能が進化してて、事故とか怪我とか、できるだけそんな状況を軽減するものが装備されるようになりましたよね。そういえば試乗時に、車線のはみ出しに警告音が鳴ったりしましたね。自分がちゃんと運転していても、気づきにくい危険もあるんですよね。
快適にクルマを楽しむためにも、安全性の面でも、自動車の未来を変えるという意味で、アウトランダーPHEVには期待しています。
(撮影:西川節子/撮影協力:世田谷美術館・SeTaBi Café)
※:満充電の状態で一般家庭の最大1日分、バッテリーチャージモードによるエンジンでの発電も組み合わせればガソリン満タンで最大10日分の電力がまかなえます。
田中雅美さんのPHEV LIFEムービーを公開中
新鮮な野菜を手に入れスムージー作り。電動自転車まで持ち出してサイクリングも!健康的でアクティブな田中さんらしい〈PHEV〉の楽しみかたは、いままで思い浮かばなかった少し先の未来のライフスタイルといったイメージだ。クルマはリラックスできるのに、活動的にもなるという田中流カーライフは、ひとこと、「楽しい!」と言えるものだった。
What is PHEV LIFE
新型アウトランダーPHEVは、デザイン・性能が大幅にグレードアップ。SUV×PHEVによる電気の力は、所有する歓び、走る歓び、そして停まっている時でも電気が使えるという新たな価値を提供する。今手に入る“未来のクルマ”は、きっとあなたのライフスタイルの可能性を広げてくれるだろう。
メーカー希望小売価格4,233,600円(消費税抜価格3,920,000円)
全長/全幅/全高(mm)4695 / 1800 / 1710/ホイールベース(mm)2670 トレッド前 / 後(mm)1540/1540最低地上高(mm)190。燃料消費率JC08モード(国土交通省審査値)ハイブリッド燃料消費率(km/L)20.2。充電電力使用時走行距離(プラグインレンジ、国土交通省審査値)(km)60.8。主要燃費向上対策可変バルブタイミング機構、プラグインハイブリッドシステム、アイドリングストップ装置、電動パワーステアリング