2011年の国内ゲーム市場は超大型ヒットなく前年比微減。「マリオ」と「モンハン」など人気シリーズの底力が顕わに

2011年(年間)の国内家庭用ゲーム市場規模は、ハード・ソフト合計で4543億円(前年比8%減)となった(数字は以下も含め、エンターブレイン調べ)。ハード市場は、新製品の携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」(任天堂)と「プレイステーションヴィータ」(ソニー・コンピュータエンタテイメント)の発売があったため、対前年で増加。ソフト市場は、2010年12月に発売した、「モンスターハンターポータブル3rd」(ソニーの携帯型ゲーム機、PSP向け)のロングヒットに匹敵するタイトルがなかったことなどから前年比で減少となった。

11年のハード市場を象徴するのは、任天堂が11年2月に発売した3DSだ。発売直後に東日本大震災が発生したことで、任天堂は1カ月近く、テレビなどでの広告宣伝を自粛。岩田聡社長は「発売時には大きな盛り上がりがあったが、発売後は、期待に添った販売推移とならなかった」と振り返っている。結果、発売からわずか半年後の8月、希望小売価格を2万5000円から1万5000円へ、1万円もの値下げを余儀なくされた。

ただ、この値下げで心理的なハードルが下がったこと、また年末に集中して人気シリーズのソフトが発売されたことで、ハードの販売自体は底入れしている。11年の3DSの国内累計販売台数は約413万台となった。

また、モンスターハンターポータブル3rdの大ヒットの恩恵をうけたPSPは04年12月の発売から7年目にして、国内で約196万台を売った(PSPの国内累計販売台数は約1823万台)。

ソフト市場では、人気シリーズの底力が顕著だった。

年間販売本数の1位は3DS向け「マリオカート7」(任天堂、11年12月1日発売、年間販売本数108万本)、2位は3DS向け「スーパーマリオ 3Dランド」(任天堂、11年11月3日発売、同104万本)、3位はPSP向け「モンスターハンターポータブル3rd」(カプコン、10年12月1日発売、同102万本)。注目すべきは、1年前に発売したPSP向けのモンハンが3位にランクインしていることだ。

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