「新型iPhone」は、軽量素材で大きく進化? アップルが明らかにする新製品の衝撃

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アップルのロゴが光る「ビル・グラハム・シビック・オーディトリウム」

いよいよ、米国西海岸時間9月9日午前10時から、アップルの新製品発表イベントが開催される。日本時間では9月10日午前2時からの開催となる。既にサンフランシスコには、日本から15名以上の取材陣が現地入りし、明日のイベントに備えている。

iPhoneの1年に1度の刷新に加えて、様々新製品の登場が期待されている今回のイベント。会場があるサンフランシスコから、直前の現地レポートをお届けする。

会場は伝説的なプロモーターの名前を冠する会場

2014年、大成功を収めたiPhone 6/6 Plusと、市場で好調な売れ行きを見せるApple Watchを披露した会場は、アップルが本社を置くクパティーノ市の美術大学にあるホールだった。2015年は、場所をサンフランシスコ市内に移し、ビル・グラハム・シビック・オーディトリウムで開催されることになった。

1915年に開業した多目的アリーナは、7000人を収容し、会場の規模としては開発者会議WWDCが毎年開催されるモスコーン・ウェストの基調講演会場より大きい。もちろん世界中から7000人のプレスが詰めかけるわけではなく、ステージとタッチアンドトライの会場が設けられることになるだろう。

会場の名前「ビル・グラハム」は、伝説的な音楽プロモーターとして知られている。ユダヤ人としてドイツ・ベルリンで生まれ、ナチスによる迫害を避けて少年時代にアメリカに難民として流れ着いた。New Yorkからサンフランシスコへ移り、ライブ会場を運営しながら、大物アーティストや最新の音楽を世に紹介する重要な役割を果たした。

グラハムが紹介したアーティストには、クリーム、エリック・クラプトンなどのイギリス音楽の正統派や、BBキング、ジェームス・ブラウン、マイルス・デイビスといったR&Bやジャズなどの黒人音楽が挙げられ、60年代以降のアメリカの音楽シーンを成長させた人物とも言われる。

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