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学校はなぜ「巨大組体操」をやめられないのか "保護者が望んでいるから"は本当か?

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  • 大塚 玲子 ノンフィクションライター
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――巨大ピラミッドに比べたらよさそうに見えますが、むしろ危険が増すのですね。

あとは、3段で騎馬みたいなものを組んで、動きを入れる、なんていう形も出てきましたが、これも子どもがちょっと練習してやるようなことじゃないんですよ。チアリーディングがトレーニングを積んでやるようなものであって、体格の差や、運動のうまい下手がある子どもたちにやらせるものではない。

巨大ピラミッドほどの危険性はないものの、やっぱりちょっと気掛かりなところです。

運動会本来の主旨を思い出そう

――線引きも難しいですね。どこまでならOKで、どこからはダメ、という……。

あんまり言うと、「何にでもケチをつける」って言われちゃいますからね(笑)。でもまあ、2段までは僕も全然OKだと思うし、3段でも最近の組み方は、2段目の子が地面に足を着いているので、安定性はわりとあるんですね。そこまでならやむなしかなって思います。

――組体操を指導する先生たちも、毎年かなりの労力ですよね。それも、どうなのかなと思うんですが。

運動会って本当は、日ごろの子どもたちの体育の成果をみんなに見てもらう、というものなんです。でもいまは「運動会の見世物のために練習する、体育の時間が使われる」ってことになっちゃっている。そういうのは、あんまりよくないんですよね。

だから保護者も本当は、そういうものとして受け取らなきゃいけないんですよね。華やかなものを求めるんじゃなく、「子どもが元気に育っている!」というところで、満足する。そういう運動会が、本当はいいんでしょうね。

(後編に続く)

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