再編必至の電炉40社、電力不足に原料高も追い打ち

電炉業界に再編ののろしが上がった。5月31日、鉄鋼大手JFEスチールは、JFE条鋼、ダイワスチール、東北スチール、豊平製鋼の系列電炉4社を、2012年4月メドに統合すると発表した。統合後の粗鋼生産量は前期ベースで267万トンとなり、業界首位に立つ。

直接的な引き金を引いたのは、東日本大震災だ。仙台市宮城野区に拠点を置く東北スチールや隣接するJFE条鋼の仙台製造所は、津波などで壊滅的な被害を受け、一時操業停止に追い込まれた。復旧に向けては、4社の経営統合を前提に、生産拠点の集約など経営効率化を並行して進めている。

が、理由はそれだけではない。実は、震災以前から再編が起こるのは時間の問題とみられていた。構造的な不況によって、電炉メーカーの利益が急激に落ち込んでいるからだ(図)。

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