日本最強のペット犬は、「偶然の産物」だった プードルが7年連続王者に輝いている理由

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(写真 : kurara / PIXTA)
世の中にあふれるさまざまな統計やデータ。これを基にしていろいろなランキングが作られるワケだが、中にはなぜそうなるのかの理由が、すぐにはわからないような"世にも不思議なランキング"がある。
TBSテレビ『世にも不思議なランキング なんで?なんで?なんで?』(原則として月曜よる8時放送)は、そんなランキングデータの謎を解き明かす番組だ。「なんで△△が○位にランクインしているのか?」。その裏側を探ると、驚きの事実が次々に明らかになってくる。取材班が直面した不思議なランキングの一端をご紹介しよう。

 

猫と並びペットとしての圧倒的な人気を誇るのが犬。自宅で犬を飼っている読者も少なくないだろう。そんな飼い犬にまつわるこちらのランキングをまずは、ご覧いただきたい。

■犬の種類・登録数ランキング(2014年1~12月)
1位 プードル 8万0888頭
2位 チワワ 5万3630頭

3位 
ダックスフンド 2万9368頭
4位 ポメラニアン 1万5596頭
5位 柴 1万2454頭
(出典:一般社団法人ジャパンケネルクラブ 犬種別犬籍登録頭数)

 

トップはトイプードルに代表されるプードル。チワワやダックスフンド、ポメラニアン、柴犬などといずれ劣らぬ人気犬を押さえて堂々の1位だ。ただ、TBSテレビ『世にも不思議なランキング』という番組名ほど、このランキング自体に驚きはないかもしれない。

なぜプードルが人気なのか

ところが、過去の変遷を追うと意外な事実が浮かんでくる。このランキング、統計上さかのぼれる1999~2007年まではダックスフンドが不動の1位だった。そしてプードルは2002年までは圏外。それが2003年に突如として3位へ浮上し、2008年にはトップに躍り出て、以後は7年連続で王者を守っているのだ。

かつてそれほど人気の犬種でなかったプードル。いったい何があったのか。取材班が過去を追っかけてみると、3つの出来事にたどり着いた。

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