判明!柴犬は14.6歳、「犬種別の平均寿命」一覧 イギリスの研究でわかった長生きする犬種

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柴犬
柴犬の平均は14.6歳と判明、ほかの犬種は?(写真:YAMATO/PIXTA)

どんな犬もいずれは天に召される。それでも、ブルドッグはボーダー・テリアより何年も前にあの世に行ってしまうかもしれないことが、150以上の犬種、約60万頭のイギリスの犬を対象にした新たな研究によって明らかになった。

研究の結果、大型犬や顔が平たい犬種は、小型犬や鼻が細長い犬種よりも平均寿命が短いことがわかった(詳細は下表)。また、メスはオスよりわずかに長生きだった。この発見は2月1日、学術誌『サイエンティフィック・リポーツ(Scientific Reports)』で発表された。

こうした大まかな傾向には例外もあるし、繁殖方法や遺伝子プールが異なるイギリス以外の犬には当てはまらない可能性もあると、研究チームは述べている。

理由の解明はこれから

ある犬種の寿命がほかより短い理由を解明するには、さらなる研究が必要になる。遺伝的に深刻な健康問題を抱えやすい犬種もあるが、行動、ライフスタイル、食事、環境といった、それ以外の要因の違いも、犬の寿命を縮める原因になりうると専門家たちは指摘する。

今回の研究論文の著者で、研究を主導したイギリスの犬愛護慈善団体「ドッグス・トラスト」のデータ・マネージャー、キルステン・マクミラン氏は、「短命リスクのある集団を特定できたので、理由の調査を始められる。これは犬の生活を改善する機会をもたらすものになる」と話した。

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