変態ではない!女装生活は「男性の解放」だ

マッチョな俺に、さようなら

女装して1年暮らしてみて分かったこととは?(写真:DICC / PIXTA)

「変態!」

「目立ちたがり屋!」

突然のカミングアウトに、著者の妻はののしる。ののしりまくる。驚きは隠せないだろう。楽しい外食中に夫から「ガーターフリーのストッキングを履いている」と告げられたら。若くしてテレビ業界で成功して名声と富を得た夫がいきなりストッキングを履いて興奮している姿は、地獄絵図である。

だが、ストッキングを履くことは著者の壮大な実験の序章に過ぎない。化粧をして、女性らしい歩き方の講習を受け、挙句の果てに人口乳房の重さを熟慮する。

「あなた本当におかしくなったの?私が結婚したのは男よ、女じゃないわ!」

「もう、やめて!」

「私に満足していないの?」

妻の叫びは悲痛なものになっていくが、著者は実験をやめるどころか、のめりこんでいく。

女装して一年を過ごしたオジサンの話

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本書『女装して、一年間暮らしてみました。』は自己啓発系の本を多く手掛けている出版社から刊行されており、「女装して自己啓発しちゃいましょう!」というファンキーな内容を予想したのだが、見事に期待を裏切られた。

タイトルどおり、女装して断続的だが一年を過ごしたオジサン(既婚者)の話である。

ページをめくる前に妄想が膨らみすぎたせいか、期待を裏切られたと書いたが、怖いもの見たさで好奇心を刺激されまくるのは間違いない。毛嫌いする人も多そうだけれども。

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