東武東上線「小川町からみなみ寄居」に何がある? 池袋発電車の終着駅の先に"ホンダが造った駅"

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「小川町駅は11月5日で開業100年を迎えるんです。当日は記念イベントをやる予定にしています」

小川町駅は1923年11月5日に武州松山(現・東松山)―小川町間が延伸したときに終着駅として開業した。ちなみに、八高線が乗り入れるようになったのは11年後の1934年のこと。小川町駅では東武鉄道が八高線の駅もあわせて管理している。

東武東上線と八高線
左が東武東上線、右がJR八高線。八高線は非電化区間だ(撮影:鼠入昌史)

イベント目白押しの秋

「さらに、JRさんでもいろいろ取り組んでいまして11月11日には高崎―小川町間で団体臨時列車を走らせるんです。そのときは私たちも多少忙しくなるでしょうね。100周年のイベントもそうですし、コロナ禍が落ち着いて、こうしたイベントがいろいろできる。駅長としては、腕の見せ所です(笑)」

佐藤駅長は来年で定年を迎えるのだとか。長らくアーバンパークラインで働いてきたから、そのままそこで鉄道マン人生を終えると思っていたそうだ。

「100周年の記念駅長を任された、ということで、ありがたく頑張らせていただきます(笑)」

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鼠入 昌史 ライター

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そいり まさし / Masashi Soiri

週刊誌・月刊誌などを中心に野球、歴史、鉄道などのジャンルで活躍中。共著に『特急・急行 トレインマーク図鑑』(双葉社)。

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