90万台の激売れ!あの収納ボックスの秘密 ありそうでなかった使い勝手

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この連載の条件「999円以下」に該当するのは、まさにこのスリムタイプの浅型と、レギュラータイプの浅型だ。オープン価格のため販路によって価格は微妙に異なるが、この2タイプは、量販店などでは一個980円(税抜)以下で入手することができるという。

収納力だけでなく、汎用性が高くライフスタイルが変わっても用途を変えて使用し続けやすい点などを考えれば、長期的にみてコスパよし、ではないだろうか。

収納に困っているものを入れてみよう

家庭機器事業部の大西琢也氏

収納用品をすべて取り換えるつもりの方や、置くスペースがある方は、もう少し単価の高い深型やワイドがよさそうだが、筆者のように狭いマンション暮らしの方や小分け収納を望む方は、この2タイプが買い足しやすいと思う。

ちなみに、筆者は、引っ越しのたびにいつも整理に困っているものがある。工具や、梱包系グッズ、組み立て式家具の予備部品などの類だ。DIY系で同類なので一緒に収納したいのだが、サイズがまちまちなので、文房具のように机の引き出しにまとまって収まってはくれない。かといって、日常的に使うので押入れの奥にしまっておくのは現実的ではないのである。

仕方なく、手持ちの小箱に小分けして部屋に置いているが、フタがないため見た目が悪い。フタ付きボックスも探しているが、サイズが合うものは意外と見つからないものだ。しかし、この商品はフタ付きなので目隠しが可能。試しに入れてみたら、これら悩んでいたモノがすべて収納できてしまった。レギュラーの浅型ならひとつ、スリムの浅型なら2つで収まる。

汎用性が高く、見せたくないものを隠しつつ「見せる収納」もできるこのシリーズは、全国の量販店やホームセンターをはじめ、「くらしのeショップ」(楽天、ヤフー、アマゾンで展開)で入手できる。収納を見直し中の方は、チェックしてみるといいかもしれない。

スペック:奥行はすべて46.5センチ。高さは31センチの「深型タイプ」と24センチの「浅型タイプ」から、横幅は28.5センチの「スリムタイプ」と39センチの「レギュラータイプ」、57センチの「ワイドタイプ」から選べる。ただし、「ワイドタイプ」は深型のみ。浅型は4段まで、深型は3段まで積み重ねられる。
色は、クリア、スモークブラウン、サンドピンク、サンドブルー、サンドイエロー、サンドブラウン、オールホワイト。一部、サイズによって取り扱いのない色や、「くらしのeショップ」のみの取り扱い色もある。

 

佐藤 ちひろ ライター・エディター

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さとう ちひろ / Chihiro Sato

インテリア専門商社にて内装デザインや商品開発リサーチ等を担当後、美容系ECサイトや新聞生活情報面の編集に携わる。独立後は企業取材やライフをテーマにした企画を中心に執筆活動を展開。東洋経済オンラインでは「めちゃ売れ!コスパ最強商品はコレだ」「溺愛される商品にはワケがある」など消費財関連の連載執筆を担当。プライベートでは1児の母。

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