40代以上、健康視点で見る「いい肉」「避けたい肉」 悪玉コレステロールを増やす飽和脂肪酸を気にしたい

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肉の脂身などに多く含まれている飽和脂肪酸という脂が、血液中の悪玉コレステロールを増やす一番の犯人なのです(写真:YUMU/PIXTA)
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日本人の4人に1人の命を奪っている心筋梗塞や脳梗塞といった血管の病気。それらの一因は、悪玉(LDL)コレステロールが血液中に増えすぎることだ。

健康長寿のためにも健康診断の血液検査で測る悪玉コレステロールの数値を上げすぎないことが肝心だ。

じゅわ〜の脂が悪玉を増やす

コレステロールを上げる食材というと、コレステロールが多く含まれている卵などを思い浮かべる人もいるかもしれないが、実は卵より要注意なものがあるという。

当記事は「週刊女性PRIME」(運営:主婦と生活社)の提供記事です

「食品に含まれるコレステロールを食べても血液中のコレステロールにそのまま影響するわけではなく、個人差が大きいので、健康な人はそれほど気にしなくて構いません。

それよりも気にしてほしいのは、飽和脂肪酸という脂です。肉の脂身などに多く含まれているもので、これが血液中の悪玉コレステロールを増やす一番の犯人なのです」

と言うのは、コレステロールに詳しい増田大作医師だ。食事で飽和脂肪酸の摂取量が増えると、悪玉コレステロールが増えることは、多くの研究でわかっているという。

では、いったい、どんな肉に含まれているのか。それは「脂の多い肉」だ。

見た目からして白い脂身の部分が多い、豚バラ肉や牛肉のカルビ、ベーコンなどはその筆頭だ。鶏の皮にも多いので、焼き鳥屋で皮を何本も食べるのは考えもの。

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