4万円「バルミューダ」のホットプレートは買いか スリムで人気の「abien MAGIC GRILL」と比較

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一般的なホットプレートでは、食材を入れると入れたとたんに一気に温度が下がってしまい、煮えたような焼き上がりになる場合がある。同製品のクラッドプレートは高い蓄熱製のおかげで、食材を置いても160℃以下に下回らず、均一に熱を食材に伝え、表面はパリッと焼ける。一般的なホットプレートはつねに温度が変化しており、食材を置くと最大で温度の幅が約40℃もブレることがある。同製品であれば、温度の幅を5℃以下に抑えられるというのだ。

オプションが用意されており、追加購入できる。奥のたこ焼きプレート「Takoyaki Plate」は6050円、手前のフチ付きプレートとフタ「Griddle & Cover」は8800円(撮影:今井康一)

プレートの表面はフッ素塗装されていないステンレス製なので、金属製のヘラやどんなナイフでも使える。金属製のヘラも付属しており、できたての食材をカットしてサーブできることも大きな特徴のひとつ。まさに高級鉄板焼店のような、もてなしができる。

9月14日の発表会でバルミューダイノベーション本部プロダクトデザイン部の比嘉一真氏が「シェフのようにかっこよく食材を切ってサーブすることができたら、週末のお父さんが家でヒーローになれるんじゃないか」と語っていたとおり、家族でホットプレートを囲むより、一人がホストとして焼く使い方がしっくりくる。

プレートの端から端まで温度差がない

温度制御は220、200、180、160℃。最高温度の220℃は、高温で肉を焼いたときに発生する油煙がでにくいギリギリの温度帯で、160℃は、クレープなどを焼くのにちょうどいい温度帯だという。

160℃で焼いたクレープは、焦げすぎず、表面はちょうどよいキツネ色に(撮影:今井康一)

実際に家で使ってみたが、ステーキなどの塊肉は、パッと褐色に焦げ目がしっかりつく。サーモグラフィで確認したところ、プレートの端から端まで温度差がなかった。4枚のお好み焼きを同時に焼いてみたが、どの部分でもムラがなく、外側はパリッと、内側はふんわり焼けていてお店で食べるようなお好み焼きができた。金属製のヘラを使い、プレートの上でそのままカットもできるのも便利だ。

左:家で焼いたお好み焼き。4枚同時に焼いたが、どの場所でもムラなく焦げ目がついている/右:サーモグラフィで見ると、全体にムラなく加熱されていることがわかる(筆者撮影)
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