沖縄「ブルーシールアイス」原料を変えた深いワケ 「沖縄人気を背景に右肩上がりで伸びてきた」

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最強のご当地アイス、ブルーシールアイスクリーム。店頭に並ぶ20数種類の商品のうち、8種類以上は沖縄産素材を用いたフレーバーだ。写真は直営店として首都圏におけるフラッグシップ店となっている、横浜ワールドポーターズ店(撮影:今祥雄)
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スーパーやコンビニ、チェーンの飲食店が広がり、全国どこででも同じ食品が味わえる今、地域それぞれの物産や文化を反映した「ご当地の味」は、それだけでも魅力があり差別化ポイントとなる。

中でも最強のご当地ブランドとして、今回取り上げるのがブルーシールアイスクリームだ。

関東10店舗を含む53店舗を展開

沖縄にはソーキそばやラフテーなどよく知られるご当地味は多いものの、全国的に展開しているチェーンはちょっと思いつかない。

ブルーシールアイスも、沖縄を訪れた際の楽しみとして記憶している人が多いのではないだろうか。

しかし実はコロナ禍の3年あまりを通し二十数店舗を主に沖縄以外に出店しており、現在53店舗を展開するまでになっているのだ。内訳は以下のようになっている。

沖縄・沖縄離島:18店舗
関東:10店舗
中部:12店舗
近畿:13店舗

なお、直営15店舗、FC38店舗と、FCのほうが多くなっている。

今回は、知名度は高い一方で従来あまり取り上げられてこなかった同ブランドの特徴や、近年本州への出店を増やしている理由について掘り下げてみたい。

次ページコロナ前までは、右肩上がりで伸びてきたが…
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