ホンダ新型「N-BOX」販売台数首位、王者の決断 キープコンセプト、使い勝手や質感が高まった

✎ 1〜 ✎ 144 ✎ 145 ✎ 146 ✎ 最新
拡大
縮小
ダイレクトプロジェクション式LEDヘッドライト
N-BOXカスタムで採用されているダイレクトプロジェクション式LEDヘッドライト(東洋経済オンライン編集部撮影)

さらに「ダイレクトプロジェクション式LEDヘッドライト」もホンダでは初採用となる。これは反射面が不要となり、集光レンズと投射レンズのみで構成されているライトで、ユニットを小型でシンプルにできるメリットがある。N-BOXでは上下2眼タイプを採用し(上がロービーム、下がハイビーム)、ヒートシンクをモチーフとした精緻な造形と、精悍でメカニカルな眼差しを表現しているという。

また、左右ヘッドライト上とフロントボンネット下を一直線でつなぐ「一文字ライト」も新採用する。車幅まで灯体を広げたこのLEDライトは、ワイド感と最上級グレードとしての品格を演出することが目的。機能面では、ボンネット下がポジションランプ(昼間は消灯)、左右のヘッドライト上がポジションとDRL、シーケンシャルターンシグナル(ウインカー)の3つを兼ねることで、こちらもマルチファンクション機能を持つ。

N-BOXカスタムのリヤビュー
N-BOXカスタムのリヤビュー(東洋経済オンライン編集部撮影)

カスタムのボディカラーは、ベーシックカラーとしてブルー系1色、グレー系1色、ブラック系2色、ホワイト系2色の全6色を設定。また、アウターハンドルなどにダーククロームメッキ加飾を施した「コーディネートスタイル」も用意する。先代モデルでは、スタンダード仕様にも設定があったが、新型はカスタムのみで選択できる。コーディネートスタイルのボディカラーは、レッド系1色、ホワイト系1色、グレー系1色の3色で、モノトーンのほか、ルーフをブラックにしたツートンも設定する。

N-BOXカスタムのホイール
N-BOXカスタムのホイール(東洋経済オンライン編集部撮影)

加えて、カスタムのホイールには、表面を切削加工したドレスアップ感の高いモデルを採用。NA(自然吸気)エンジン車に14インチ、ターボ車に15インチを用意し、カスタムのベーシックとコーディネートスタイルでは、それぞれ違う処理も施すことで、ボディカラーやスタイルなどとのマッチングも考慮されている。

ボディサイズやパワートレインは?

N-BOXのリヤビュー
N-BOXのリヤビュー(東洋経済オンライン編集部撮影)

なお、新型N-BOXは、車体サイズもまだ未公表だが、ホンダの開発者によれば、「先代モデルとあまり変わっていない」とのこと。2代目モデルの車体サイズは、全長3395mm×全幅1475mm×全高1790~1815mmだから、これらに近い数値となることが予想される。また、搭載するパワートレインなども未発表だが、先代同様にNA(自然吸気)エンジン車とターボエンジン車が設定されるようだ。さらに駆動方式も明かではないが、先代では2WD(FF)と4WDを設定。いずれも全グレードに用意されていたが、新型も同様になるかどうかは現時点で不明だ。

次ページ視界の広さや快適性が増した運転席まわり
関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT