白米は"冷やして"食べるのが断然健康的? 知って得する、最新「おコメの栄養学」!

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レジスタントスターチは、食物繊維のように、体内をそのまま通過します。老廃物を掃除ながら腸をキレイにし、排泄に向かうため、ダイエットにも適しているでしょう。コンビニ飯をよく食べていらっしゃる方は、冷たいままの状態で食べるおにぎりやお寿司を選べば、血糖値上昇の心配が少なくて済みそうです。

最近はコンビニでも、玄米や雑穀入りのおにぎり・レトルトご飯、お弁当などが並ぶようになりましたね。そういったもののほうが、ビタミンB群、マグネシウムなどのミネラルも多く摂取できて、栄養バランス的には理想的です。どうしても白米じゃないとイヤ!という方は、おかずや具からこれらの栄養を補うようにしましょう。

お悩み別!コンビニで選ぶ“冷たいご飯”メニュー

野菜を摂ることが大前提ではありますが、ときには、どうしても野菜を補えないという場合があるでしょう。そんなときこそ“冷えたご飯”を選んでレジスタントスターチを食物繊維摂取の代わりとし、具から足りない栄養素を補ってみましょう。

ご飯の場合は玄米や雑穀であれ、白米であれ、一度「炊く」という加熱の工程を経ているので、コンビニで買ったおにぎりは温めなおしてから冷やす必要はありません。おにぎりを中心に、ご飯を食べても太りにくいメニューを考えてみましょう。

〈みわ子流、お悩み別のコンビニおにぎり!〉
・集中力アップには?
鮭おにぎり、サバの押し寿司、柿の葉寿司
鮭や青背魚に含まれるDHAとEPAが集中力アップを促します。またこれらの魚介類にはビタミンB6やB12、パントテン酸などのビタミンB群が含まれ、精神安定効果もあるため、緊張を緩和しながら仕事に集中できるでしょう。
・細胞のアンチエイジング、風邪やプチうつの対処には?
海老アボカド巻き、納豆巻き
海老に含まれるアスタキサンチンやカルシウム、アボカドのパントテン酸やオレイン酸、ビタミンE、納豆のナットウキナーゼには、血管をはじめ、脳や各器官の傷んだ細胞を修復する機能が望めます。体全体の血流をよくすると、あらゆる病気予防やアンチエイジングになり、何より脳の細胞を修復できると疲れやイライラ、プチうつ予防になります。
・胃腸を休めたい、食欲がない方には?
昆布巻き、昆布入りおにぎり、梅おにぎり
オフィスにこもりがちだと動かないので、食欲がなく、胃腸が疲れる日もありますね。そんな時はトロロコブのおにぎりや塩コブ入りのおにぎりで「ヨウ素」を補い、だるさや疲労感からの回復を図りましょう。梅に入っているクエン酸も、食欲の回復や胃腸を休める働きがあります。

 

おにぎりや手巻き寿司は海苔が使われていることが多いので、ヨウ素、ビタミンB群、カリウムで疲労回復、メチオニンやマグネシウムでストレス緩和、そして冷たいご飯のレジスタントスターチで血糖値や血圧の上昇防止、ダイエット効果も期待できます

冷やしたからといって、言うまでもなく「食べ過ぎ」は厳禁ですが、多くのビジネスパーソンのお悩みをカバーできるのも事実。コンビニおにぎりをうまく活用してみてください。

丸田 みわ子 シニア野菜ソムリエ

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まるた みわこ / Maruta Miwako

美養食研究家/シニア野菜ソムリエ(野菜ソムリエの最高峰)
自身の体調不良により、健康でスリムで美肌になる 野菜や果物の効果をもっと追究したいと、野菜ソムリエの最高峰であるシニア野菜ソムリエを取得する。
「真の“美”体質」をテーマに、 カラダの中から"美"を養う料理を発信。
「美養食研究家」として、料理教室やセミナー、レシピ開発、 商品プロデュースなどを手掛けている。これまでに考えたレシピは400点、スムージーレシピ100点以上。

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