「人のつながり」が日本の課題を解決する

藤沢烈と駒崎弘樹、「復興」を語る<3>

 写真左よりNPO法人フローレンス代表・駒崎弘樹氏、復興コーディネーターとして活躍する藤沢烈氏
東北の震災被災地で復興コーディネーターとして活躍する藤沢烈氏と、社会起業家仲間のNPO法人フローレンス代表・駒崎弘樹氏。
社会課題を解決するために誰でもすぐに始められること、支援の現場で鍵を握る「社会関係資本」について対談、会場からの質問に答える形で語った。(この対談は2015年3月30日、『社会のために働く』(藤沢烈著・講談社)の出版を記念して、丸善丸の内本店にて行われました)
※1回目記事:社会のために働きたい人」はなぜ増えたのか?
※2回目記事:福島県産の桃で「氷結」を作るキリンの覚悟

美味しくなかったら買うな!

会場:社会的な活動に興味があるのですが、何から始めたらいいでしょうか?

藤沢:最初に始めるならNPOへの寄付がおすすめです。寄付をすると、その組織が何をしているかに関心をもつようになるので。

お金ではなく、時間を使う方法もあります。よく企業が「利益の1%を寄付する」ということをやっていますが、それを真似て、たとえば「自分の時間の5%を社会のために使う」と決めて、その時間をボランティアにあてるというのもいいのでは。

それから震災復興について僕がよくおすすめするのは、「東北の商品を、本気で買ってください」ということです。「本気で」というのは「美味しくなかったら買わなくていい」という意味です。本当にいいものだけを買ってください、と。

「自分ひとりが1000円のものを買ったところで、復興の手助けにはならないんじゃないか?」と思うかもしれませんけれど、そんなことは絶対にないんです。被災地のみなさんは借金を背負ってでも、もう一度生活を再建しようとしている。そのときに一人でも多くの人が、「復興支援だから」ではなく「本気で」商品を買ってくれるというのは、すごく励みになる。そういうことがあると、人間って頑張り続けられるんですよね。

次ページ「ゲリラ戦士」としてやればいい
関連記事
Topic Board トピックボード
人気連載
Trend Library トレンドライブラリー
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

Access Ranking
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチ
行き詰まる東電支援<br>原発最後の選択

賠償費用も廃炉費用も想定から大きく上振れし、東電支援スキームは破綻の瀬戸際。東電の発電所を売却し、その代金を賠償や廃炉費用に充て、東電を送配電会社に再編する構想が浮上。