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円安、金利、解散…日銀の政策修正を見通すヒント エコノミストに聞く、YCCとマイナス金利の行方

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黒田日銀の路線をいつ切り替えるのか。河野龍太郎(BNPパリバ証券)、山川哲史氏(バークレイズ証券)、末廣徹氏(大和証券)の3人に聞いた。

日本銀行外観
6月15、16日に就任後2回目の金融政策決定会合が開かれる(撮影:今井康一)

特集「植田日銀の宿命」の他の記事を読む

新たな船出を果たした日銀はどこに向かうのか。最大の焦点は、10年間にわたり黒田東彦・前総裁が導入してきたさまざまな金融緩和策からの脱却だ。

その主な対象は、金融機関が保有する日銀当座預金にマイナスの金利を付す「マイナス金利」、長期金利の利回りをゼロ%前後に誘導する「イールドカーブ・コントロール(=YCC、長短金利操作)」になる。

政策修正の時期をめぐっては、エコノミストの間でも見解が大きく分かれる。新生・日銀の舵取りをどうみているのか。3人に読み解いてもらった。

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