日産の新型「セレナ」買うならどのグレード? 今では貴重な5ナンバーミニバンの狙い目は?

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インテリア
セレナ e-POWER ルキシオンのインテリア(写真:日産自動車)

なお、ルキシオンには上記の装備のほか、NissanConnect(日産コネクト)ナビゲーションシステムやインテリジェントアラウンドビューモニター/インテリジェントルームミラー、前後ドライブレコーダーなど、ほかのグレードではメーカーオプションとなっている装備も標準となっており、まさに最上級グレードといった内容となっているが、そのぶん価格は479万8200円と上級車種に匹敵する価格となってしまう点が悩ましいところだろう。

また、ルキシオンは2列目シートがキャプテンシートの7人乗り仕様となるため(他グレードは8人乗り)7人以上乗るケースがあるユーザーは注意が必要だ。

ガソリンエンジンとe-POWERどちらにする?

セレナ e-POWERのカットモデル
セレナ e-POWERのカットモデル(写真:日産自動車)

ルキシオンほどの装備はいらないと考えるのであれば、選択肢はグッと広がることになるのだが、まず選びたいのがパワートレインだ。新型セレナは2Lのガソリンエンジンモデルと、1.4Lの発電用エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドモデルのe-POWERという2つのパワートレインが用意される。

この中で4WDが設定されているのはガソリンモデルのみなので、4WDがマストと考えるユーザーにとっては必然的にガソリンモデル一択となる。なお2WD車との価格差は26万6200円で、2WD車ではオプションとなるシートヒーターやステアリングヒーターが備わる「ホットプラスパッケージ(6万6000円)」が標準装備となる。

2WD車を選択するユーザーにとっては、ガソリンにするか、e-POWERにするかを考えなければならないが、装備差は「プロパイロットパーキング」のオプション設定がe-POWERモデルにしかない点以外は、同一グレード同士での違いはほぼなし。

100V AC電源(1500W)
メーカーオプションになる100V AC電源(1500W)(写真:日産自動車)

e-POWERモデルの美点は、やはりEVライクな走りを手軽に楽しめることだ。EVのように給電設備も必要なく、出先で普通のガソリン車と同様に給油できる。それでいて、EVらしい走りと高い静粛性、そして燃費性能に優れている点は見逃せない。さらにオプションで1500W AC100Vのコンセントを装着できるという点も魅力だ。

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