「エクセル劣等生」に共通、たった1つの重大誤解 「縦と横に線が入ったワープロ」は完全な間違い

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「エクセル劣等生に共通する、とある勘違い」とは(写真:shimi/PIXTA)
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「Excel というソフトは、直感的に使えてしまいます。ゆえに、多くの人はちゃんと勉強しようとは思いません。実はそこに落とし穴があるのです」 
そう語るのは、「Excel医」さん。非IT系の医師ながら、初心者レベルから独学でExcelを学び、職場では「Excelの神」とまで呼ばれるようになった人物です。 
この記事では、「エクセル劣等生に共通する、とある勘違い」について、Excel医さんの著書『人生を変える Excelの神スキル』から、一部を抜粋・再構成してお届けします。  

Excelは、さまざまな業種、いろいろな職場で使われていますが、なんとなく使っているけれど、使いこなせていない方が多いと感じています。 

使いこなせていない理由としては、「Excelに使うキーや機能の名前を知らない」「Excelというソフトのことを勘違いしている」「すべき体験をしていない」ことなどがあげられます。 

まず、Excelは、多機能な「表計算ソフト」です。これ、すごく大事なことです。 

多くの方は、「表作成ソフト」だと思っています。 

たとえば、会議で使う資料にデータを入力してまとめ、罫線を引いて色を塗って体裁を整える。確かにそれだけで人に見せる綺麗な資料が作れるので、便利なものです。しかし、そうした表が作成できるということは、Excelの機能の1つの側面にすぎません。 

私も今でこそ、こうしてExcelの本を書いていますが、Excel初心者だったころは、Excelのことを「縦と横に線が入ったワープロ」と思っていました。

Excelは多機能な「表計算ソフト」である 

Excelが「表計算ソフト」であると言われる理由は、その機能の多さです。計算、関数、表、グラフ、検索、並べ替え、フィルター、共有、分析、自動化……などなど、挙げだしたらキリがありません。たくさんの機能がある中で、表の作成はその1つにすぎません。 

(出所:『人生を変える Excelの神スキル』)
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