「花まる学習会」は、公教育をどう変えるのか? 大人気塾のメソッドが公立小学校に!
花まる方式導入で、朝の時間が変わる!
――「花まる学習会」が公立小学校と一緒に取り組みを始めるということで、話題になっています。具体的に、4月にスタートする「官民一体校」ではどんなことをされるのですか?
要するに、公立小学校のカリキュラムの中に、うち(花まる学習会)のノウハウを入れながら子どもたちを伸ばす教育をしていこう、ということです。学校と塾がそれぞれのメリットを持ち寄って、よりよい仕組みを作っていこう、という狙いですね。
たとえば朝、授業が始まる前の15分ほどの時間に「モジュール授業」(短い時間に区切って行う学習)を行うのですが、ここにうちのメソッドが入ります。
たとえば「計算」なら、そのモジュールを週1回ずつ1年間やっているだけで、5年生が終わった時点でたったひとりの漏れもなく、全員が5年生の計算ができるようになっている。そういうものです。
モジュール授業の目的は、子どもたちの空気を活性化することにあります。漏れなく全員に発声させるとか、いろんな手法を使って「今日もやるぞー!」というふうに、子どもたちを活気づかせるのです。
――やる気をうまく引き出すのですね。
そこでいちばん重要なのが、「前の自分よりも伸びる」という基礎ルールです。
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