手取り24万、4年で2000万貯めた会社員の給料観 「給与は下がる」前提だと、不景気に備えられる

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お金がかからない遊びを楽しむコツとして、私は人を巻き込んでやることを実践しています。友達との宅飲みは、その一例ですね。

ただ、私自身は一人の時間も大好きなので、両者をよいバランスで取り入れるようにしています。

身軽に生きる方法②換算して浪費にブレーキをかける

私が身軽に生きる方法として実践している二つ目が、何事においても、生活費いくら分に当たるかを換算することです。これは浪費のブレーキになります。一度立ち止まって冷静に判断することができます。年間300万円の生活費がかかるとしたら、貯蓄300万円があったとしても、たった1年で消えてしまいます。

貯金を増やしたいと考えるなら、自分の生活費はどのくらいなのかきちんと知っておく必要があります。

なぜ生活費かというと、生活費は生活基盤の根本の問題だからです。実体験として、ここがガタガタになると、やはり人格も変わるし、人生も楽しくなくなって不安でいっぱいになります。

たとえば外食をするときに私は、これは食費何日分かと考えたり、何かを買うときには、これは労働時間何日分かと考えたりしてみます。そのように考えていくと、1つひとつの商品やサービスを買うにあたって、お金を払うありがたみや、またそのお金を稼ぐ大変さがわかると思います。

私は、ひどかったときには、友達と遊んでいるときでさえ電気代が気になったりだとか、これは外食じゃなくて自作できないだろうかとか、家で作るほうが安いんじゃないかと考えていました。これは行き過ぎではありますが、こういった感覚を少しでも持っていると、お金を不必要に使わない生活ができると思います。

私の経験上、お金を使っていちばん後悔する時は、本当に好きではないものや、好きかどうか曖昧なものに対して使った時でした。逆に、お金を使っても後悔しない時は、自分が本当に価値を感じるものに対して支払った時なので、こういった食費何日分とか労働時間何日分のような換算はしなくなります。

自分が本当に価値を感じるものにお金を払うのが望ましいのです。

次ページ身軽に生きる方法③と④
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