
「現場の声」を基幹事業に育てる

「ヤマト運輸のすごいところはどこだと思いますか?」
みなさんはそう聞かれたら、どう答えるでしょうか?
「指定した日時に、きちんと荷物を届けてくれる」
「電話1本で、再配達してくれて、とても便利」
そう答える人も多いかもしれません。しかし、この大競争時代にそれだけのサービスでは、年間16億7000万個もの荷物を扱えません(2013年度の「宅急便」の取り扱い個数)。ましてや、宅配業界で市場シェアトップであり続けることなど不可能でしょう。
私が同社で最もすごいと思う点は、「現場の声(VOG=Voice of “Gemba”)」を新たな商品やサービスに転換し、新たな需要を掘り起こし、それを基幹事業に育て上げていくことです。
まずはそこから解説したいと思います。
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