年間5億本!ガリガリ君に学ぶ"ATM戦略"

非凡な現場は「明るく・楽しく・前向き」

誰もが一度は食べたことのある「ガリガリ君」。年間5億本を売り上げる、最強の「現場」の秘密とは?
『現場力を鍛える』『見える化』など数々のベストセラーがある遠藤功氏が、「10年間の集大成」として出版した『現場論――「非凡な現場」をつくる論理と実践』が、発売20日で3万部突破とベストセラーになっています。
 「日本企業の強さは現場力にある」という視点から、現場力を鍛える仕組みをわかりやすく読み解いた1冊で、「私の職場でも応用できるヒントを見つけた」「現場で働くことが楽しくなった」などの声が、読者から多数届いています。
 今回から新刊のベストセラーを記念し、若手ビジネスマンに向けた特別連載をスタートします(更新は不定期です)。
 記念すべき第1回目は、年間5億本を売り上げる「カリガリ君」アイスで有名な赤城乳業です。「非凡な現場」はATM戦略を実践していると語る遠藤氏。「20代の心に火をつける現場のつくり方」について解説していただきます。

20代社員に権限と責任が与えられる効果

33刷15万部のベストセラー&ロングセラー『現場力を鍛える』の衝撃から10年。その後の全エッセンスが詰まった10年間の集大成、ついに発売! 本書を読めば、どの現場も必ず強くなる。現場にかかわるすべての人に、役立つ1冊。

「20代の社員が元気な会社はどこですか?」

「どうすれば、若手が活躍できる職場をつくれますか?」

『現場論』を読んだビジネスパーソンから、そんな質問を受けることが増えました。

そう聞かれて私が最初に思い浮かぶのは、「ガリガリ君」アイスで有名な赤城乳業です。1961年創業のアイス専業メーカーです。

同社の特長は、20代の若手に大きな権限と責任を与えること。2年前に発売されたコーンポタージュ味の「ガリガリ君」も、当時20代の若手2人組が企画したものです。

「コーンポタージュ味のアイスなんて」と最初は営業から反対意見も出たようですが、「普通のことをやっていたらウチの会社でなくなる」と社長がGOサインを出し、結果として、予想以上の大ヒット商品になりました。

私から見ると、赤城乳業をはじめ業績好調な企業の共通点は、現場に「明るく、楽しく、前向き」な空気があること。そういう職場にすることを「明るく(A)、楽しく(T)、前向き(M)」の頭文字をとって、「ATM戦略」と私は呼んでいます。

今回は、赤城乳業の「ATM戦略」を通して、現場を「明るく、楽しく、前向き」にするコツを探ってみたいと思います。

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