ネット情報収集は、「1日15分」に短縮できる 生産性を上げる3つの無料ツールとは?
日本人のスマートフォン保有率が60%を超えました。電車の中でも、歩きながらでも、スマホを見ている人が増えています。「絶えずネットにつながれる」便利さもある一方で、「ながらスマホ」による事故や、「ネット中毒」「SNS疲れ」の弊害も聞かれるようになりました。
そんな中で、精神科医で作家の樺沢紫苑さんは、『毎日90分でメール・ネット・SNSを終わらせる99のシンプルな方法』の中で、文字通り、シンプルな付き合い方を提案しています。フェイスブック14万人、ツイッター12万人、メルマガ15万人の読者を持ち、「ネット界のカリスマ」とも呼ばれる樺沢さんですが、実はネットに「つながる」時間は、1日わずか90分だといいます。
「1日90分だけネットにつながるのが最も効率的な使い方です」「ネットやSNSの使いすぎは、仕事の生産効率を低下させるだけでなく、人生の幸福度も低下させるという、研究結果(米国ミシガン大学)もあります」
そう指摘する樺沢さんが、この新連載で「ネットをいちばん効率よく使う方法」を解説します。新刊では盛り込めなかった話題を中心に、目からウロコの活用術を伝授します。
「私はスマホを持っていませんし、持つつもりもありません」
そう言うと、ほとんどの人が驚きます。
「毎日、10万人以上にネットで情報発信しているのに、どうやっているんですか?」とよく聞かれます。
詳しくは新刊で書いたとおりですが、スマホは集中力と仕事の生産性を下げるので使っていません。ネットの閲覧、メールなどの送信、原稿執筆はすべて1台のノートパソコンで行っています。それが最も効率がいいからです。
新刊のタイトルを見て「1日90分もネットをしていませんよ」と言う人がいますが、それは二重の意味で間違っています。
ひとつは後に紹介するように、現代人は知らず知らずのうちに膨大な時間をネットに費やしていること。もうひとつは、「1日90分はネットにつながる」ほうが情報をコンパクトに得られるので、上手にネットを使わない人は大事な情報を見逃したり、交流の機会を逃している確率が高いからです。
本連載では「ネットを最大限有効に使う1日90分の使い方」を解説してきますが、まずはそのための「情報収集を1日15分で終える3大最強ツール」を紹介しましょう。
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